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ホルモンによるラットセリン:ピルビン酸トランスアミナーゼ遺伝子発現の制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 03680165
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代謝生物化学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

小田 敏明  浜松医科大学, 医学部, 助教授 (90126805)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード遺伝子発現 / 転写調節 / ホルモン応答エレメント / 酵素誘導 / セリンアミノ転移酵素 / SPT / AGT / ミトコンドリア / ペルオキシゾーム / ペルオキシゾ-ム
研究概要

1.SPT遺伝子上流域に存在すると考えられるホルモン応答領域の解析
(1)SPT遺伝子上流域の制限酵素地図の作成と塩基配列-SPT遺伝子(10Kb)を含む全長54Kbの領域の制限酵素地図を作成した。特に-1・3Kbから転写開始点の間は塩基配列を決定し、各種のシスエレメントの検索を行った。
(2)培養細胞へのトランスフェクション(Tf)実験の条件-レポーター遺伝子としてはCAT遺伝子以外にホタルのルシフェラーゼを用いる。Tfの効率を補正するためβ-ガラクトシダーゼ遺伝子を含むpCH110を使用する。Tfはリン酸カルシウム法で行い、DNA-リン酸カルシウム沈殿との接触は18h,細胞は48h後に回収し、細胞抽出物を得る。組み換え遺伝子を導入する細胞はヒト肝由来のHepG2である。
(3)Tf用組み換え体の作製-SPT遺伝子上流-5.5kbのBamHIまでのDNA断片をレポーター遺伝子とつなげたものを最長のクローンとして作製した。現在、5'側からの段階的欠失組み換え体、および内部の欠失組み換え体を用意しているところである。塩基配列が決定されている-1256から+1の間には実際に機能していると思われるシスエレメントが多数存在しているので、この領域については、より細かな欠失組み換え体を作製中である。
2.転写開始部位選択機構の解析
ラットSPT遺伝子には転写開始部位が二箇所存在し、下流からの転写位置付近には通常見られるTATA Boxが見あたらないので、特に下流のプロモーターについてその解析を行った。SPT遺伝子上流域493塩基(-493)から+106塩基までをCAT遺伝子につないだ組み換え体を非誘導時の正対照として用いた。5'側から段階的に短くしていくと、+21から十37へとけずるとCAT活性が約20%に低下し、更に+37から+64で4%にまで低下した。このことは通常の転写においては下流からの転写がほとんどであり、その転写に関わるエレメントが、+21と+37,+37と+64の間にそれぞれ存在することを示唆している。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 市山 新ら: "ペルオキシゾーム酵素SPT(の発現調節)と原発性高シュウ酸尿症" 生体の科学. 42. 184-188 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 市山 新ら: "ペルオキシゾームにおけるグリオキシル酸代謝" 月刊細胞. 23. 345-350 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mori,M.etal.: "A single serine:pyruvate aminotransferase gene on rat chromosome 9q34-36" Genomics,. 13,. 686-689 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Oda,T.etal.: "Characterization and sequence analysis of rat serine:pyruvate/alanine:glyoxylate aminotransferase gene." Genomics,. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ichiyama,A.etal.: "Enzymes Dependent on Pyridoxal Phosphate and Other Carbonyl Compounds as Cofactors" Pergamon Press(Fukui,T.et al.eds), 541-543 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mori,M., Oda,T., Nishiyama,K., Serikawa,T., Yamada,J. & Ichiyama,A.: "A single serine:pyruvate aminotransferase gene on rat chromosome 9q34-36" Genomics. 13. 686-689 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Oda,T., Nishiyama,K. & Ichiyama,A.: "Characterization and sequence analysis of rat serine:pyruvate/alanine:glyoxylate aminotransferase gene." Genomics. (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Oda: "Characterization and Sequencing Analysis of Rat Serime:pyruvate/Alanine:glyoxylate Aminotransferase Gene"

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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