• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ホログラフィ干渉法によるサブクール自然対流膜沸騰熱伝達の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03680195
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 原子力学
研究機関神戸商船大学

研究代表者

大辻 友雄  神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (70031458)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1992年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード膜沸騰 / 球 / 蒸気膜厚さ / 温度境界層厚さ / 気液界面 / 振動 / ホログラフィ干渉法 / 液体温度境界層厚さ / 気液界面振動
研究概要

サブクール液中の膜沸騰熱伝達にとって、蒸気膜および液体温度境界層内における流体の速度分布と温度分布が重要なパラメータである。本研究は、大気圧下の冷媒R-113中における直径10mmの白金球周りのプール膜沸騰を対象に、蒸気膜厚、液体温度境界層厚さならびに境界層内温度分布を光学的手法を用いて測定し、既存の理論モデルを検証することが目的である。研究の過程で気液界面の振動が見いだされたので、その解析が研究のかなりの部分を占めるようになった。
試験球を槽外で所定の温度に加熱した後液内に浸没させて膜沸騰を起こさせ、核沸騰に遷移するまでの間レーザビーム法により蒸気膜厚さおよび気液界面振動の周波数と振幅を測定し、ホログラフィ干渉法により境界層の厚さと境界層内温度分布を測定した。さらに、自然対流サブクール膜沸騰における界面振動について理論解析を行い実験結果と比較した。その結果以下の知見を得た。
・気液界面の振動周波数は球過熱度がある値より高い時にはほゞ一定であるが、それより低くなると球過熱度の低下とともに上昇する。液サブクール度が高くなると周波数は上昇する。
・気液界面の振動の振幅は過熱度の低下とともに減少し、液サブクール度の上昇とともに減少する。
・液体境界層厚さはサブクール度の上昇とともに増加するが、球過熱度にはほとんど依存しない。
・線形解析によって求めた固有周波数と実験による測定周波数を比較すると、サブクール度および球過熱度が周波数に及ぼす影響に関しては定性的に一致していた。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大辻 友雄: "ホログラフィ干渉法によるサブクール膜沸騰熱伝達の研究" 第29回日本伝熱シンポジウム講演論文集. 409-410 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大辻 友雄: "ホログラフィ干渉法によるサブクール膜沸騰熱伝達の研究" 第29回日本伝熱シンポジウム講演論文集. 409-410 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 大辻 友雄: "ホログラフィ干渉法によるサブク-ル膜沸騰熱伝達の研究(第2報)" 第29回日本伝熱シンポジウム講演論文集. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

URL: 

公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi