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知的な数式処理システムICASを用いた数学教育

研究課題

研究課題/領域番号 03680254
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関大阪電気通信大学

研究代表者

対馬 勝英  大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (40076857)

研究分担者 加賀 英徳  大阪電気通信大学, 工学部, 講師 (70076842)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード数式処理 / 数学教育 / ハイパ-テキスト / 手書き入力
研究概要

我々が独自に開発し,既に完成している知的な数式処理システムICASの操作性を改善し,マウスを用いて可視的なバッファ上で数式を操作できる環境を整えた.この環境をINTCASと名付けたが,これを用いて数学教育に於ける予備的実践を行い,ICAS,INTCASが各々,学習者を支援する過程を分析した.また,それらが持つ認知的,操作的問題点を分析した.この成果が,論文「汎関数的数式処理を利用した数字 の設計」の主たる部分を占めている.現在,ICAS,INTCASは従来型パソコンPC9801の上で動作しており,ハイパ-テキスト環境下のものでない。今回の補助により導入したマッキントシュコンピュ-タ上のハイパ-テキスト環境の特質を生かした形にINTCASを改善することを試み,知見と成果を得た.これに関して既に3件の学会発表を行っている。学習者の問題解決を支援する機能を数式処理システムに持たせることが主たる狙いであり,ハイパ-テキスト環境で学習者とシステムが対話することにより学習者モデルを構築する方式をとり入れた。
我々が他の研究に於て構築している「認知シミュレ-タ」のコアと改良されたINTCASの連結することは有望な試みであり、これに関する論文を作成中でありCAI学会誌,電子情報通信学会誌に投稿を予定している.
また,入力手段としてパッドを用いた筆記入力に関する実験を行い、知見を得たが学習者の意識がCRT上のハイパ-テキスト環境とパッド上の所謂,紙面環境に分断されることは、予想した以上の操作上の障害となることが判った.

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 対馬 勝英,中村 勝則,植野 雅之: "汎関数的数式処理を利用した数学演習の設計" 電子情報通信学会誌. J75ーA,2. 323-331 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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