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社会科における多文化教育の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 03680259
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教科教育学
研究機関東京学芸大学 (1992)
茨城大学 (1991)

研究代表者

森茂 岳雄  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30201817)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード多文化教育 / 多民族教育 / 多文化主義 / 社会科カリキュラム / 教科書分析 / 教科書の中のマイノリティ / 教科書の中の女性 / 人権教育 / 民族学習 / 文化多元主義 / 社会科フレームワーク / 内なる国際化
研究概要

本研究は、今日の国際化時代にあって急速に多民族化が進展してきているわが国において、これからの大きな教育課題になると予想される「多文化教育(Multicultura Education)」の社会科における意義と課題を考える基礎的研究である。本研究では、すでに多民族社会を経験している欧米において研究が進められている多文化教育を思考モデルとして、これからの多文化時代の日本の社会科のあり方を考える視点を提出することを目的に研究を進めてきた。
最終研究年度に当たる本年度は、昨年度に収集した資料をもとに、特にアメリカ、イギリス、日本を取り上げ、分析・検討を行った。それにより、次の諸点を明らかにした。
第一に、「多文化教育」とそれに関する用語の基本的概念を明確にするとともに、アメリカを中心に今日の多文化教育の現状について、ERICのデーターベースの計量的分析を通して明らかにした。第二に、多文化教育が社会科のカリキュラムの中にどのように具体的に反映されているかをカリフォルニア州の社会科フレームワークの分析を通して明らかにした。第三に、アメリカの歴史教科書とイギリスの地理教科書における「マイノリティ」の取り扱いについての代表的な研究で取り上げ、そこから日本の社会科教科書のあり方への示唆を得た。第四に、日本の中学校の社会科教科書を対象に、そこに描かれた「女性」のイメージについて分析した。最後に、まとめとして、今日の日本における多民族社会の到来の現状を明らかにするとともに、そのような状況の中で社会科において多文化教育を実践する場合の課題とそのあり方について提案した。
最終的に、本研究の成果を、「研究成果報告書」(別冊)という型でまとめた。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 森茂 岳雄、鈴木 克彦: "生活科・社会科における国際理解教育カリキュラムの実践構想" 茨城大学教育学部教育研究所紀要. 25. 1-8 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAKEO MORIMO & KATSUHIKO SUZUKI: "CURRICULUM PLANNING OF EDUCATION FOR INTERNATIONAL UNDERSTANDING IN THE ELEMENTARY LIFE STUDIES AND SOCIAL STUDIES." BULLETIN OF EDUCATIONAL RESEARCH CENTER, IBARAKI UNIVERSITY. 1-8 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 森茂 岳雄,鈴木 克彦: "小学校生活科・社会科における国際理解教育カリキュラムの実践構想" 茨城大学教育学部教育研究所紀要. 25. 1-8 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 大森 正: "社会科教育研究(第6章第1節:「国際化と社会科」執筆)" 梓出版社, 269 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 日本公民教育学会編: "教民教育の理論と実践 (第VI章5節:「公民教育の新しい課題ー多文化教育ー」執筆)" 第一学習社, (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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