研究課題/領域番号 |
03680273
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
恒川 久子 日本女子大学, 計算研究所, 研究員 (50060687)
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研究分担者 |
二宮 玲子 日本女子大学, 計算研究所, 研究員 (80060664)
立花 厚子 日本女子大学, 計算研究所, 研究員 (40060686)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 情報教育 / 家政系 / CAI |
研究概要 |
高度情報化社会に対応する能力を育成するために、新学習指導要項には情報活用能力の育成がうたわれ、中でも技術家庭の情報教育はその中核となっている。しかし、現状の家庭科教育ではまだ補わなければならない点が多く、指導者教育の充実が急務である。そこで、我々は家政系の情報教育の重要性に注目し、教育現場のニ-ズに応えられる家庭科教員を育成するための教育環境づくりを目指して、平成3年度に導入された教育ネットワ-クシステムを有効に活用し、特に基礎の家政系情報教育を充実させるCAI教育システムを開発することを目的とした。 今年度は、CAI教育システム作成のための参考資料収集とシステム内容の検討を行った。まずアンケ-ト調査を実施して、学生のコンピュ-タ使用状況を把握し、さらに、家政学部共通科目のコンピュ-タ実習授業において、今回導入された教育ネットワ-クシステムを活用し、家政系基礎情報教育で必要とされている情報リテラシ-教育(ワ-プロ、表計算、電子メ-ル、プログラミング、CAIのデモ等)を取り入れ、学生の反応、実習効果について検討した。 アンケ-ト調査の結果、ワ-プロ経験者は比較的多かったが、プログラミング等の経験者は少なく、まだ情報リテラシ-教育が浸透していない世代であることがわかった。しかし、これからコンピュ-タ教育を受けたいという希望者は非常に多く、大学での情報教育の必要性を再確認した。また、実習授業ではアンケ-トで希望の多かった内容をメニュ-に追加し、教育ネットワ-クシステムを有効に活用した対話型一斉学習を試みた。その結果、学生の反応はとてもよく、学習効果も上った。 今後は家政系独自のメニュ-を検討し、ニュ-メディア等も取り入れた、効果的なCAIシステムを作成していく予定である。
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