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社会調査デ-タにおける自由回答のカテゴリ-自動生成システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 03801015
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関茨城大学

研究代表者

高橋 和子  茨城大学, 人文学部, 助手 (30211337)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード自由回答法 / カテゴリ- / コ-ディング / 構造化 / 支援システム / 意思決定 / デ-タ行列
研究概要

本研究の目的は、自由回答法によるデ-タからカテゴリ-(分類基準)を生成し、それに従ってコ-ディングを行って全回答をデ-タ行列に変換するという一連の構造化作業を、コンピュ-タにより支援するシステムを開発することであった。このシステムにおいてはコンピュ-タと人間(分析者)の協調をどのような形で行うかが重要であるが、基本的には高度な判断は分析者が行い、コンピュ-タはその意思決定を助ける環境を作り出すための道具であるとの認識に基づいて開発を行った(その意味で研究課題の名称がやや不適当であった)。
今年度の研究実績については以下の通りである。
(1)カテゴリ-生成支援システムについての主要な部分は達成できた(適用例としては11.研究発表の最初の論文参照)。具体的に述べると、(1)自由回答法による自由回答法によるデ-タを文字デ-タのままコンピュ-タに入力する。1つの回答中に2つ以上の内容が含まれる場合には、ブランクなどの区切り記号を入れておくこと。(2)プログラムにより1内容/1コ-ドとする。(3)内容を先頭の文字から50音順にソ-トする。当然、まったく同じ内容のものは続いて並ぶ。(4)まったく同じ内容は1つにまとめて、かわりに内容の先頭に頻度を付ける。これにより回答の内容が頻度付きで明示的になり、理解しやすい。(5)さらに指定した言葉または文が回答中でどのような用いられ方をしているかも調ベることができる。これによっても回答の状態がつかめる。(1)(2)は分析者でなくてもできる作業であり、分析者は(4)(5)の結果をみながらカテゴリ-の生成を進めればよいために、従来と比較すると非常に作業が行いやすかった。今後はさらに使いやすいシステムとすることが課題である。
(2)コ-ディング支援システムについては未だ終了しておらず、知識ベ-スシステムを用いた開発を進めている段階である。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高橋 和子: "参加者からみたセミナ-のイメ-ジー自由回答法によるデ-タの分析からー" 共上芳保(編) 苦悩する自己啓発セミナ-の研究ー解放のイメ-ジを求めてー(文部省科学 研究員報告書). 79-93 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋 和子: "自由回答法における構造化支援システムの開発について" 茨城大学人文学部紀要(社会科学). 25. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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