研究課題/領域番号 |
03805014
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械要素
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研究機関 | 東京都立科学技術大学 |
研究代表者 |
福田 収一 東京都立科学技術大学, 工学部, 教授 (90107095)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 設計 / イメージスケッチ / 自由曲線 / 曲線生成法 / 移動平均法 / Bezier曲線 / ペンコンピュタ / ペンコンピュータ / 非専門家 / ラフスケッチ / 非言語インタ-フェイス / 画像認識 / 設計要求 |
研究概要 |
本年度は最終年度であり、前年度報告の新しい形状モデルの応用に加えて新しい曲線生成法を開発した。この曲線生成法は、新形状モデルについて種々検討している過程でいわば発見された方法であり、現時点ではきわめて萌芽的ではあるが、インダストリアルデザインのようなイメージ設計の段階で非常に有用と期待される。 この方法では経済等の動向(トレンド)を整理表現する移動平均法を基礎にしてデザイナーが任意にカーソルで描く曲線を点列データに変換し、その点列データに3項移動平均を2度行い、同時に最小2乗法を適用し、各点での傾向としての傾きを求める。その傾きから特徴点を抽出し、それに3次のBezier曲線を当てはめる。従来の方法では曲線を描くための制御点をまず決定する必要があり、その決定には数学的な知識が必要であったり、また間接的に曲線を制御するために、望む曲線を得ることが容易でなかった。さらに一度描いた曲線を望む形状へと変更することはきわめて困難であった。しかしここで開発した方法ではユーザーは画面上でカーソルを利用することにより望む形状の曲線を自由に通常のペン感覚で作製でき、変更した部分を足したり、削ったりして形状変更ができる。したがって、本方法は設計初期における柔軟な曲線生成に役立つだけではなく、最近話題となっているペンコンピュータの入力としても期待できる。 本年度は最終年度であるのでこれまでの成果をまとめて報告書を作製した。
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