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廃水処理への遺伝子組換え技術の適用に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03805047
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 都市工学・衛生工学
研究機関京都大学

研究代表者

尾崎 博明  京都大学, 工学部, 助教授 (40135520)

研究分担者 清水 芳久  京都大学, 工学部, 助手 (20226260)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード有機ハロゲン化合物 / 不飽和脂肪族ハロゲン化合物 / スクリーニング / 酵素精製 / 遺伝子組換え / 廃水処理 / スクリ-ニング / 酵素・精製 / 遣伝子組換え
研究概要

微量環境汚染物質として重要な有機ハロゲン化合物の一つである2-クロロアクリル酸(CAA)や,難分解性物質の1つであるアゾ染料をおもな対象として,それらを資化,分解する菌あるいは菌体酵素について検討を加え,以下の成果を得た。
2-クロロアクリル酸資化性菌については,各種上壌中から3種の菌を単離し,いずれもPseudmonas属に属することを確認した。これらの菌のうちの1種について抽出液を精製し,そのデハロゲナーゼの特性を調べたところ,分子量は約50,000であること,炭素数3以下の基質に対しては活性が高いことなどが判明した。また,上記のデハロゲナーゼ遺伝子を大腸菌にクローニングし,最終的に,脱ハロゲン活性を示すクローン株を1株得た。(なお,この研究については,京都大学化学研究所左右田健次教授の指導をも得て行ったものである。)
また,難分解性物質であるアゾ染料のうちのReactire Red Bにつき,その分解微生物と脱色にかかわる条件について検討を加えた。アゾ染料やグルコース等からなる人工廃水で長期間培養した汚泥からは11種の菌が単離できた。これらの菌は全てグラム陰性菌であり,ほとんどが桿菌と認められた。また,それぞれ脱色能力が異なり,脱色能力が強い菌ほどグルコース資化能力も強い傾向があった。培養汚泥及び単離菌による脱色では,ORP値が低いほど脱色速度が速く,エネルギー源としてグルコースや蔗糖等の易分解性物質が必要であることから,脱色は共役代謝による還元反応によって進むこと,Reactive Red Bの脱色にかかわる菌はReactive Red B以外のアゾ染料の脱色にも有効であることがわかった。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 寺島 泰,尾崎 博明: "アゾ染料の微生物による分解" BIO INDUSTRY. 9. 31-38 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yutaka TERASHIMA & Hiroaki OZAKI: "Biodegradation of Azo Dye" Bio-Industry. Vol.9,NO.4. 31-38 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 寺島 泰 尾崎 博明: "アゾ染料の微生物による分解" BIO INDUSTRY. 9. 31-38 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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