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Eddy Accumulation法による水田からのメタン放出速度の計測

研究課題

研究課題/領域番号 03806039
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 農業気象・生物環境制御学
研究機関宇都宮大学 (1992)
山形大学 (1991)

研究代表者

石田 朋靖  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (00159740)

研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1991年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードEddy Accumulation / Eddy Correlation / メタン / ガスフラックス / 水田 / フラックス / 微気象学的方法
研究概要

地表からのガスフラックスを微気象学的に精度良く測定する方法を確立するため、理論的に提唱されているEddy Accumulation法の実用化を検討した。
定速Eddy Accumulation法の理論によれば、風の垂直成分(標準偏差σw)によって上下方向に運ばれる空気中のガス濃度をCup,CdnとするとガスフラックスはF=bσw(Cup-Cdn)となる。ただし、bは実験定数である。本研究では、こうした理論的要請に合致するよう、風の鉛直成分の向き別に空気をサンプリングする、高速自動サンプリング装置を試作した。また、数種類の植生下での実験定数bの検討と本測定法の精度検定を踏まえ、試作した装置により水田からのメタンフラックスを測定した。
実験定数bは、20mを越す林の上部ではσw=0.3以上にならないと収束傾向が見られないが、潅木林や水田のような背の低い植生上では、b=0.53の一定値を取ると見做せた。また、この値を用いてEddy Accumulation法により潅木林と水田で顕熱フラックスを求め、Eddy Correlation法、熱収支法による値と比較したところ、充分な精度での測定が可能であることが分かった。
水田におけるメタンフラックスは朝方から徐々に増加し、日没になると減少するという変化を示し、平均30mg/m2/hr程度の妥当と考えられる測定値が得られた。しかし、フラックスがさらに小さいと予想される場所での測定値は、かなりばらつきも大きく、精度を上げるためには、サンプリングしたガス濃度の測定精度をさらに向上させることが課題として残された。

報告書

(3件)
  • 1992 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 石田 朋靖,長野 敏英: "Eddy Accumulation法によるガスフラックス計測(9)" 農業気象.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] ISHIDA, T. & T. NAGANO: "Measurement of gas flux density using eddy accumulation method." J. Agric. Meteorol. (under preparation).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1992 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 石田 朋靖・長野 敏英: "Eddy Accumulation法によるガスフラックス計測(1)" 農業気象.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ishida: "Methane Flux Measurement with Eddy Accumulation Method" Agric.Forest Meteorol.

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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