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Interdigitating cellの細胞病理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03807017
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関山形大学

研究代表者

山川 光徳 (1992)  山形大学, 医学部, 助手 (20183676)

松田 幹夫 (1991)  山形大学, 医学部, 講師 (40045761)

研究分担者 前田 邦彦  山形大学, 医学部, 助手 (30209374)
寺嶋 一夫  山形大学, 医学部, 助教授 (70045699)
今井 大  山形大学, 医学部, 教授 (30045603)
山川 光徳  山形大学, 医学部, 助手 (20183676)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードinterdigitating cell / IDC / Langerhans cell / S100 protein / Birbeck granule / Histiocytosis X / inter digitating cell
研究概要

IDC特異モノクローナル抗体作製の試みは今年度も続行してきたが、成人型Histiocytosis Xの患者の病変部より得た増生細胞の膜成分を抗原としたハイブリドーマ細胞の中から、Histiocytosis X 細胞の他にリンパ節IDCおよび表皮ランゲルハンス細胞と反応する株MI1を得るのに成功した。このMI1の抗原は、28.5kDの膜蛋白で、これらの細胞の細胞膜および特異顆粒であるBirbeck顆粒の一部に反応する事が電子顕微鏡的にも確認する事が出来た。
またこれまでの観察では、発生学的にIDCが骨髄細胞由来であることを示唆する所見を得ていたが、今年度はさらに、茸状息肉症や、最近経験した稀なリンパ節原発の「IDC肉腫」の症例などの病変部組織を免疫組織化学的に検索した結果、増生、増殖している細胞の中に、S100蛋白およびlysozymeの、すなわち血液単球とIDCの双方の細胞マーカーを同時に有している細胞が少数ながら認められた。これは、これらの病変部で両者の移行が起こっていると考えられ、きわめて興味ある所見と考えている。これらは何れも病的状態の組織であるが、正常あるいは生理的状態でも起こり得る可能性を否定できず、今後はその方向からの検索が期待できる。
S100蛋白およびlysozymeの分子生物学的解析は、in situ hybridizationによりmRNAの発現を検討しているが、技術的な問題もあり未だ見るべき結果が得られていない。今後もさらに検討を続けていく予定である。またIDCの動態とFollicular dendritic cellおよびMacro phageとの機能的関連の検索は、現在ヌードマウスを用いて検索中である。

報告書

(2件)
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 松田 幹夫,今井 大: "電子顕微鏡による細胞診断学.リンパ節病変の微細構造" 顕微鏡サイエンスの展望ー基礎と応用ー. 97-100 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] M.Yamakawa,M.Matsuda,Y.Imai,S.Arai,K.Hanada and T.Sato: "Lymgh mode interdigitating cell sancoana A case report." American Journal of Clinical Pathology. 97. 139-146 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤 裕信,松田 幹夫,今井 大,後藤 一史,安斉 真一,安麻 和雄: "皮膚原発CD30陽性悪性リンパ腫の1例" 病院病理. 9. 134 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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