研究課題/領域番号 |
03807082
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小針 雅男 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (30170369)
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研究分担者 |
網倉 克己 (網倉 克巳) 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (10231995)
赤石 敏 東北大学, 医学部, 助手 (70202504)
武田 和憲 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (20171639)
椎葉 健一 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (90196345)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1991年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 膵癌 / 養子免疫療法 / LAK / 肝転移 / 基底膜蛋白 / NK / Kupffer細飽 / Kupffer細胞 / LAK細胞 / 膵癌肝転移 |
研究概要 |
膵癌患者より誘導されるLAK細胞の膵癌細胞に対する抗腫瘍効果について検討すると誘導したLAK細胞のNK活性は77.9%、LAK活性は72.9%、膵癌細胞Pk-1、Pk-9、KLM-1にたいする細胞障害活性は36.7、23.2、86.4%と高い膵癌細胞障害活性が得られた。ヌードマウス移植膵癌に対してもほぼ100%の増殖抑制効果が得られた。膵癌患者末梢血から膵癌細胞増殖抑制活性の高いLAK細胞が誘導可能であった。また、膵癌細胞の肝転移巣形成初期には肝細胞表面のlaminin,fibronectionを介した肝細胞あるいは血管内皮細胞との接着あるいは誘導される遊走性が重要な役割を果たす可能性が示唆された。また、膵癌細胞株PK-1を抗asialo GM-1皮下注下にヌードマウス門脈内注入により形成された肝転移巣から樹立した高肝転移株KLM-1は抗asisloGM-1を用いなくても70%と高率に肝転移巣を形成し、今後の膵癌肝転移巣形成過程の解明および治療法の確立に役立つものと期待される。
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