研究課題/領域番号 |
03807098
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
矢野 寛一 大分医科大学, 整形外科, 助手 (70174563)
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研究分担者 |
福永 拙 大分医科大学, 整形外科, 助手 (00238502)
真角 昭吾 大分医科大学, 整形外科, 教授 (50050373)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1991年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 免疫抑制剤 / FK506 / 異種骨移植 / 骨形成 / 骨伝導 / 免疫抑性剤 / 骨移植 / 異種骨 / 血管新生 |
研究概要 |
整形外科の分野において、骨移植の破壊された骨格機能再建のための最も重要な手段のひとつとして行われてきた。現在、骨移植の白家骨移植が主体であるが、今後は同種骨移植、異種骨移殖の方向に展開されるものと思われる。特に骨移植供給源として動物の骨を用いることが可能になれば、供給不足の問題は解決されることになる。しかしそのためには免疫学的な問題が解決されなければならない。そこで我々は、新しく開発された免疫抑制剤FK506を用いて、異種骨を中心とした骨形成の研究を行った。 異種骨材料として家兎腸骨を、レシピエントとしてラットを用いた。FK506の免疫抑制剤効果は異種皮膚移植片の生着期間とした。ドナーの腸骨は、筋肉内移植と骨内移植の2通りと行った。FKの授与量は0.32mg/100gの3、7、14間授与である。その結果、FK授与量に比例して異種皮膚生着期間の延長が認められたその期間内においては、異種骨周囲へのリンパ球を中心とした小円形細胞の沈潤は抑制され、しかも骨形成も認められ、免疫抑制効果が認められた。 以上の点より、異種皮膚移植を行いFK授与で皮膚が生着している期間を免疫抑制期間と考えると、その期間においては異種骨に対する拒絶反応も抑制され、骨形成、骨伝導も生じることが判明した。
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