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歯周疾患における熱ショック蛋白質の役割に関する遺伝子レベルでの研究

研究課題

研究課題/領域番号 03807137
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 小児・社会系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

森下 真行  広島大学, 歯学部, 講師 (90166405)

研究分担者 能城 光秀  広島大学, 歯学部, 助教授 (00144858)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1991年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード熱ショック蛋白質 / エストロゲンレセプター / PCR法 / 歯周疾患 / 分子生物学 / エストロゲンレセプタ-
研究概要

性ホルモンレセプター:前年度はPCR法を用いてヒト歯肉由来線維芽細胞(GF)および歯根膜由来線維芽細胞(PDL)のエストロゲンレセプターの存在をDNAレベルで確認したが、本年度はエストロゲンレセプターがこれらの細胞において蛋白質として発現しているかどうかについて検討した。GFおよびPDLよりRNAを精製し,ヒトエストロゲンレセプター cDNAをプローブとしてNorthern hybridizationを行ったところ,約6.2kbp付近に単一なバンドが確認できた。従ってこれらの細胞においてエストロゲンレセプターが蛋白質として発現していることが示唆された。GFおよびPDLにおいて17‐βエストラジオールを添加したところ,増殖抑制,ALP活性上昇が見られたが,この作用がエストロゲンレセプターを介している可能性が裏付けられた。
熱ショック蛋白質:PDLより精製したRNAを鋳型としてPCR法を行なうことにより得られたDNAについて,クローニングとシークエンスを行った。その結果,増幅されたDNAの塩基配列はヒトミトコンドリアで報告されている60kD熱ショック蛋白質(HSP)のシークエンスと一致した。すなわち、歯肉および歯根膜由来線維芽細胞においても,60kD HSPが存在することが示された。次に,歯周病原性菌の一つとして注目されているActinobacillus actinomycetemcomitans(A.a.)についてヒト60kD HSPと相同性の高い蛋白質の存在を確認する目的で,PCR法によりDNAを増幅した後,その部分のシークエンスを行った。その結果,A.a.においてもHSPの存在が明らかにされ,そのDNA塩基配列について検討したところヒト60kD HSPと相同性の高いものであることが示された。

報告書

(2件)
  • 1992 実績報告書
  • 1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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