研究課題/領域番号 |
03831003
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉澤 修治 東京大学, 工学部, 助教授 (90010959)
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研究分担者 |
西村 千秋 東邦大学, 医学部, 助教授 (50011193)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 無侵襲計測 / 脳波多点計測 / SQUID脳磁気計測 / 逆問題 / 両眼視差融合 / 情報統合プロセス |
研究概要 |
両眼視差融合にともなう誘発脳波と脳磁気の計測およびそれらを用いた逆問題解法による人間の3次元知覚の情報処理過程の一端を解明する目的で以下の装置の作製と実験をおこなった。 (1)脳波多点計測デ-タから脳内活動を電流双極子近似で表現する逆問題を解くためには16点計測では不十分であることが明らかになってきたのでこれに対処するために32点計測が可能なシステムをパ-ソナルコンピュ-タ(NEC9801)を中心にして構成した(このような機能を持つシステムは市販されてはいるが価格および脳磁デ-タの処理系との整合を今後取って行くために自作した)。 (2)偏向型立体表示システムを駆動するための多義性のある3次元知覚を生ずるランダムドットステレオグラムを生成するプログラムを作成した。これらを用いて視差融合時と融合再構成時の誘発脳波パタンの比較を可能にする呈示パラダイムを考案し脳波計測とその処理を継続中である。 (3)SQUIDによる脳磁気測定のために上記(2)のランダムドットステレオグラムを磁気シ-ルドル-ムに導入・呈示するための装置を試作中である。これは非金属製で可撓性をもつ必要があるためオプティカルファイバと非磁性体製の支持系をもつレンズ系を組み合わせたものであるがオプティカルファイバの価格の関係上呈示画面を縮小せざれをえずその限界を探索するために計画実施が多少遅滞している。
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