研究課題/領域番号 |
03832036
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
塩野 計司 東京都立大学, 工学部, 助手 (30128574)
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研究分担者 |
松田 磐余 東京都立大学, 理学部, 教授 (60087145)
望月 利男 東京都立大学, 都市研究センター, 教授 (80087270)
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研究期間 (年度) |
1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 地震災害 / 人的被害 / 被害即時推定 / 国際救急活動 / 災害情報システム / 意志決定支援 |
研究概要 |
国際的な救助隊の早期派遣の実現に寄与することを念頭におき、広域対策資源の運用に関する意志決定支援情報システムを、プロトタイプ・モデルのレベルで実現した。 つぎの2つの段階をへて、本年度の計画を達成した: 1)システムを構成する知識要素の数式化表現:以下の関係を記載するために必要な既存の知識を系統的に整理し、コンピュ-タ・モデルへの適用が可能となるように数式化表現を行た: i)マグニチュ-ド・震央距離と震度の関係(減衰関数) ii)地形・地盤条件と震度増分の関系 iii)震度と建物の被害程度の関係(建物の脆弱性関数) iv)建物の被害程度と死傷者発生率の関係 この作業は、世界各地の地震被害を念頭におき、被害の地域性を考慮して行うものではあるが、本研究では、国内各地に所蔵されている内外の資料(被害調査報告など、個人所有分を含む)を利用して作業を進めた。また、資料の一部は海外から取り寄せた。 2)プロトタイプ・モデルの構築と予測精度の検証:二つの地震情報(マグニチュ-ド、震央距離)と3つの地域情報(地形・地盤条件、建物種別、人口密度)を入力情報とし、死傷者数の期待値を出力情報とするコンピュ-タ・モデルを構築した。また、その予測精度を検証した。モデルの検証には、1960年以降に発生した主要な被害地震(約20)デ-タを用いた。
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