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ヘミデスモソ-ムの分子構築の解析

研究課題

研究課題/領域番号 03833014
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 分子細胞生物学
研究機関名古屋大学

研究代表者

尾張部 克志  名古屋大学, 理学部, 助手 (90109257)

研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1991年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードヘミデスモソ-ム / 細胞接着 / 中間径線維
研究概要

細胞と基質間の接着装置であるヘミデスモソ-ムの分子構築を明らかにするため研究実施計画に従い研究を進め、以下の成果を得た。
1 単離したヘミデスモソ-ム画分を抗原とし、モノクロ-ナル抗体の作製を精力的に進めた。蛍光抗体法や免疫ブロット法、免疫電顕法等で検定した結果、ヘミデスモソ-ムに関係ある抗体を数百種得た。
2 得られた抗体を性質にしたがって分類したところ、以下のことが明かとなった。
(1)ヘミデスモソ-ム画分の主要成分は一成分(120kD)を残し、すべて抗体が得られ、実際にこれらの成分がヘミデスモソ-ムの構成成分であることが示された。残る一成分については、ゲル適気泳動後、バンドを切り出し、抗原とする予定である。
(2)主要成分のうち、二成分(200kDと180kD)は膜貫通型の分子であることが明かとなり、ヘミデスモソ-ムの接着分子である可能性が示唆された。しかし抗体による接着阻害にはまだ成功していない。
(3)主要成分のうち、500kD,200kD,55kDの三成分はヘミデスモソ-ムを欠くとされている血管内皮細胞やグリア細胞にも存在しており、これらの細胞もヘミデスモソ-ム様の接着構造を持つ可能性が示唆された。他の成分は典型的なヘミデスモソ-ムにのみ存在していた。
3 これらの抗体を用いて、500kDと180kD成分のcDNAクロ-ニングに着手している。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yohki Hieda: "Identification of a new hemidesmosomalprotein HD1:A major high molecular mass component of isolated hemidesmosomes" Journal of Cell Biology. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 尾張部 克志: "デスモソ-ムとヘミデスモソ-ム" Annual Review細胞生物学1991. 206-216 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 檜枝 洋記: "タンパク質化学(全15巻)第6巻3章「デスモソ-ム関連タンパク質」" 廣川書店, (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] Yasuo Kitajima: "The proceedings of the JapanーUS seminar on the Biology of Epidermis" Elsevier, (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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