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中枢神経系における遺伝子の細胞特異的発現の機序

研究課題

研究課題/領域番号 03833030
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 分子細胞生物学
研究機関創価大学

研究代表者

栗原 正  創価大学, 生命科学研究所, 教授 (50018800)

研究分担者 崎村 建司  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (40162325)
研究期間 (年度) 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1991年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードCNP / 二者択一スプライシング / 遺伝子 / 転写開始 / 染色体局在 / ミエリン / オリゴデンドログリア
研究概要

非常に高活性の2',3'ー環状ヌクレオチド3'ーフォスフォジエステラ-ゼ(CNP)が脳および脊髄に存在し,オリゴデンドログリア細胞が特異的にCNPを発現していることが示されている。CNP遺伝子およびその発現について次のような研究を行った。
1.マウスCNP遺伝子の上流域をリポ-タ-遺伝子につなぎ,C6細胞に導入後一時的なリポ-タ-遺伝子の発現を測定することによって,CNP遺伝子のプロモ-タ-の転写開始活性をしらべた。CNP遺伝子の上流域SmaIまでのフラグメントで転写開始活性が認められた。
2.マウスで見いだした二者択一スプライシング(Kurihara et al.1990 Biochem.Biophys.Res.Commun.170,1074ー1081)から予想される大きい方のタンパクに特異的な抗体を作製し,マウス・ラット・ヒト・ウシのミエリン画分のSDSーPAGEブロットを検索した。マウス以外では、ゲル上の2本のCNPタンパクのバンドのうち泳動が遅い方のバンドのみがこの抗体に反応した。マウスでは,4本のCNPバンドのうち泳動が遅い方の2本のバンドがこの抗体に反応した。哺乳類の中枢神経系に共通して見られるCNPダブレットの起源は,mRNAができる際の二者択一スプライシングにあることがタンパクレベルで証明された。
3.セルソ-タ-で分離した染色体DNAのスポットブロットをCNP遺伝子のプロ-ブでハイブリダイズさせることにより、ヒトCNP遺伝子の染色体局在を決定した。

報告書

(1件)
  • 1991 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 栗原 正: "ヒトおよびウシCNPのダブレットの起源" 神経化学. 30. 354-355 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 栗原 正: "Origin of brain 2',3'ーcyclicーnucleotide 3'ーphosphodiesterase doublet" Neurosci.Lett.(1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 栗原 正: "2',3ー環状ヌクレオチド3'ーフォスフォジエステラ-ゼ(CNP)" Dementia. (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 栗原 正: "The Biology of CyClic Nucleotide Phosphodiesterases(S.J.Strada,H.Hidaka 編集)" Raven Press, 429 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 栗原 正: "タンパク質化学第9巻(野村靖幸編集)" 広川書店, (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1991-04-01   更新日: 2016-04-21  

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