研究課題/領域番号 |
03F00024
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
鈴木 恒雄 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 教授
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研究分担者 |
GUBAREV Fedor 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | monopole / QCD |
研究概要 |
研究テーマにそって以下のような成果を得た。 1.非可換ゲージ理論で、初めてゲージ普遍なモノポールを構成した。関連して、非可換ストークスの定理も導出した。とくに、重いクォーク-反クォーク間のポテンシャルが、表面項と周辺項に分解されること、閉じ込めと関連のある面積則は、表面項から出ることを示した。 これらの結果は、論文とともに、2003年度格子理論国際会議で発表された。 2.上記のモノポールに関する有効作用をQCDから求めるという研究も行った。 繰り込み群変換を行って、連続極限を調べる研究を行っている。これまで得られた結果は、まだ、格子サイズが十分でないが、興味ある結果を得ている。 (1)連続理論でなく格子理論であるため、2種類のモノポールが定義されるが、どちらのモノポールの有効作用も、スケーリングを示している。 (2)赤外領域では、連続極限でのモノポールにつながるモノポールに比べ、そうでないモノポールは急速に落ちていること。 3.SU2QCDで、MAプロジェクションしたあと、グルオンの伝播関数を測定した。赤外領域では、伝播関数の対角成分がドミナントになることを観測した。
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