研究課題/領域番号 |
03F00079
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
分離・精製・検出法
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研究機関 | 姫路工業大学 |
研究代表者 |
寺部 茂 姫路工業大学, 大学院・理学研究科, 教授
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研究分担者 |
CHEN Hong 姫路工業大学, 大学院・理学研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | キャピラリー電気泳動 / マルチキャピラリー電気泳動 / オンライン試料濃縮法 / ダイナミックpHジャンクション / フェノール誘導体 |
研究概要 |
本外国人特別研究員は平成15年7月末に来日し研究を始めた。研究目的はメタボロームの網羅的解析法の開発である。研究代表者の研究室ではメタボローム解析のために種々の方法を開発してきたが、本研究ではマルチキャピラリー電気泳動(MCE)装置のメタボローム解析への有効な利用を行うことから始めた。キャピラリー電気泳動における低い濃度感度を改善する目的で種々のオンライン試料濃縮法が開発されている。その中でも、多くのメタボロームのような極性化合物の濃縮に適しており、なおかつ選択的濃縮の可能なダイナミックpHジャンクション法について、MCE装置を利用して系統的に条件検討を行う手法の開発を行っている。試料に種々の酸解離定数をもつフェノール誘導体を用いて、濃縮効率と操作条件との詳細な検討を行っている。ダイナミックpHジキャクショシ法では泳動液のpHと試料溶液のpHを異なる値に調整するが、濃縮効率に影響を及ぼすのはpHのみではなく、泳動液及び試料溶液の組成も重要な役割を果たしていることが明確になった。たとえば、泳動液にリン酸塩緩衝液を用いるよりもホウ酸駅緩衝液を用いた方がフェノール誘導体の濃縮には優れた結果が得られている。従って、泳動液の緩衝液成分に種々の電解質を用いて系統的実験を行い、ダイナミックpHジャンクションの濃縮機構に対する理解を深める実験を継続中である。来日して7ヶ月ほどであり、まだ目立った成果は得られていないが、MCE装置の利用も可能となったので、研究の急速な進展が期待できる。
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