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天然資源抽出物質によるインスリン抵抗性症候群プロテオームへの影響

研究課題

研究課題/領域番号 03F00129
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 病態医化学
研究機関鳥取大学

研究代表者

山田 一夫  鳥取大学, 医学部, 教授

研究分担者 LUO HONG  鳥取大学, 医学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードインスリン抵抗性症候群 / 糖尿病 / 高脂血症 / 肥満 / 天然資源抽出物質 / ギムネマ酸 / プロテオーム / 二次元電気泳動法
研究概要

インスリン抵抗性症候群IRS(Insulin resistance syndrome)は、糖尿病、高脂血症、高血圧、肥満の特徴であり、それを放置すると、複数の臓器障害、脳梗塞、心筋梗塞等の合併症を起こす。体重、血糖、血清脂質をコントロールすることがIRSの重要な治療指針となる。本研究の目的は天然資源抽出物質によるIRSプロテオームへの影響を解析することにより、IRSの病態に関与するタンパク質分子とIRS病態プロテオームを修復する有効成分を見いだし、IRSの病態治療のためのオーダー・メード薬につなげることにある。
今回、我々は肥満ラット(Otsuka Long-Evans Tokushima Fatty:OLETF)が本研究の動物モデルとなりうることを確認の上、天然植物ギムネマシルベスタの水抽出物質(有効成分:ギムネマ酸)を投与し、体重、血糖、血清トリグリセリド、肝脂肪量への影響を検討した後、OLETFと対照ラット(Long-Evans Tokushima Otsuka:LETO)のプロテオームを比較した。また、ギムネマ酸の投与によるプロテオーム変化を検討した。
4週齢のOLETF、LETOラットを長期間飼育し、体重、食餌量、飲水量、血糖値、血清トリグリセリドを経時的に記録した。OLETF群はLETO群と比較し、体重、食量、飲水量、血糖値、血清トリグリセリド値が有意に増加していた。飼育6ヶ月目からギムネマ酸を飼料に添加すると、OLETFラットでは投与一週間後から体重が減少し、投与OLETF群は非投与OLETF群に比較し、血糖値と血清トリグリセリド値が有意に低値であった。また、肝臓内脂肪の蓄積も低下していた。以上の結果に基づき、同時に解析できる二次元電気泳動法(2-DE)を用いて、新鮮摘出肝臓から抽出した全タンパク質のプロテオーム変化についてコンピューター解析を行い、タンパク質の発現変化と高血糖、高血脂、肥満との関連及びギムネマ酸投与の影響を検討中である。今後、関連タンパク質のスポットを抽出し、MALDI-TOF法で解析する予定である。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2024-03-26  

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