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駐防八旗と民族問題―清代の都市文化形成における満漢関係の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03F00170
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 東洋史
研究機関京都大学

研究代表者

岩井 茂樹  京都大学, 人文科学研究所, 教授

研究分担者 WANG Liping  京都大学, 人文科学研究所, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2003年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード清朝 / 八旗 / 満洲Manju / 漢人 / 都市文化 / 民族問題 / アイデンティティ / 朝鮮
研究概要

Wang Lipngは、ハーバード大学出版局より刊行することになっているParadise for Sale : Urban Space and Tourism in the Transformation of Hangzhou, 1689-1937の完成にむけて、駐防八旗について清代に編纂された志書をはじめ,八旗の知識人および彼らと具体的な交際をもった漢人の残した詩文,碑伝,新聞記事などを、京都大学人文科学研究所図書室、京都大学附属図書館、同文学部図書室などで収集するとともに、2004年2月には東京に出張し、東洋文庫、東京大学附属図書館などでも資料収集をおこなった。岩井は、1644以前のホンタイジ時代について、漢人および朝鮮人の帰順,収容(拉致などを含む)の過程およびかれらが遼東社会の変容や清朝の帝国化のなかで果たした政治的・軍事的役割などについての資料を収集し,分析を加えるため、档案資料などを対象として資料収集をおこなった。岩井が主催する共同研究班「近世中国法制史料の研究」の研究会にWang Lipngが出席し、討議に参加した。岩井は、2003年11月14日,15日ソウルで開催された韓国明清史学会創立二十周年紀年国際学術大会「21世紀明清史研究方向的新探索」に招待講演者として招かれ、「清朝・朝鮮・対馬--1639年前後東北亜細亜形勢--」と題する講演をおこない、複層的な民族構成をもつ清朝国家における内部の政治・文化関係および周辺のモンゴル、朝鮮、さらには日本との関係について、韓国、中国、日本からの参加者と討議した。2004年3月には、駐防八旗についての専門的著作を発表した中国社会科学院歴史研究所の研究員定宜庄女史が来日し、大阪市立大学が主催したシンポジウム「東アジア近世都市における社会的結合」の席上、講演をおこなった。このシンポジウムにさいし、岩井は司会をつとめると同時に、八旗についての資料および研究状況について定宜庄女史と情報交換をおこなった。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 岩井茂樹: "大清帝国と伝国の璽"アジア遊学. 第56号. 33-41 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 岩井茂樹: "清朝・朝鮮・対馬--1639年前後東北亜細亜形勢--"21世紀明清史研究方向的新探索. 59-70 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 岩井茂樹: "清末の外銷経費と地方経費"中国近代化の動態構造(森時彦編). 191-224 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 岩井茂樹: "十六世紀中国における交易秩序の模索--互市の現実とその認識--"中国近世社会の秩序形成(岩井茂樹編). 99-144 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 岩井茂樹: "中国近世財政の研究"京都大学学術出版会. 585 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2024-03-26  

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