研究課題/領域番号 |
03F00218
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
機械工作・生産工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木村 文彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授
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研究分担者 |
NIELSEN Johan Patrik 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 製品モデリング / プロセスモデリング / 情報モデリング / 情報プラットフォーム / 生産システム / オントロジー / 技術知識 / 協調設計 |
研究概要 |
グローバル化や地球環境配慮、競争激化、技術の急変など様々な理由により、製品開発や生産システムには大きな変革が求められている。最も重要なことは変化に対する柔軟性であり、そのためには、製品や生産システムに関する知識を体系化し、過去の知見や物理的.知的資産を無駄なく活用・再利用して、適切な製品や対応する生産システムを迅速に開発・構築・再構築できることが望まれている。この課題解決の基礎として、製品の全ライフサイクルを対象として、製品自体や対応する生産システム、関連する環境なども含めて、包括的にモデル化できるような製品や生産システムに関するライフサイクルモデルは重要である。体系化なモデル構築のために、製品や生産システムに関する基礎知識をオントロジーとして整理し、生産システム構築のための情報モデルを形式的に記述することを考え、情報モデルに基づくシステム構築のための情報プラットフォームの研究を行なう。一般的な情報モデルを基礎として、わが国の製造業に固有な生産技術知識を具体的に体系化していくことは、今後のわが国の製造技術の進歩にとって極めて有効である。 本年度は、研究期間が短期間であるので、対象とする製品や生産システムの分析と情報プラットフォーム構成について基本概念を研究した。自動車産業を主な対象分野として、製品や生産システム構築のための情報モデリングの研究現状をまとめ、具体的なモデリング手法を検討した。また、製品開発や対応する生産システム構築における創造的な開発プロセスの体系的な分析を行い、協調作業や意志決定などを支援する情報システムの構成を検討した。情報モデルに基づいて上記のような情報システムを具体的に構築するために、製品や生産システムに関する基礎知識をオントロジーとして整理することを考え、それにより情報プラットフォームの基本構成を研究した。
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