• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

樹枝状アリルアミン共役ポリフェニレンビニレンの精密合成とEL特性

研究課題

研究課題/領域番号 03F03092
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 高分子合成
研究機関早稲田大学

研究代表者

西出 宏之  早稲田大学, 理工学部, 教授

研究分担者 LIANG F.  早稲田大学, 理工学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード有機EL素子 / 正孔注入 / 正孔輸送 / ポリマー / 酸化還元電位 / 有機EL効率
研究概要

かさ高いホール輸送性骨格であるN-フェニルカルバゾールを側鎖に置換したポリ(p-フェニレンビニレン)誘導体(Cz-PPV)新規に合成し、紫外可視-蛍光、電気化学およびエレクトロルミネッセンス特性を明らかにした。鍵となる中間体であるボロン酸エステル置換カルバゾールおよびテレフタルアルデヒド誘導体は、X線単結晶構造解析により化学構造を精密に同定した。ポリマーであるCz-PPVは溶媒溶解性、成膜性および熱安定性に優れ、電気化学計測から側鎖カルバゾールの置換によりフェニレンビニレン骨格と異なる酸化波が現れ、カルバゾール基による優れたホール注入能を示唆した。陽極をITO、陰極をCa/Alとする単層素子(ITO/Cz-PPV/Ca/Al)は最高輝度1560cd/m^2(11V)、最大電流密度565mA/cm^2の黄色発光を示した。バッファー層としてポリ(3,4-エチレンジオキシ)チオフェン:ポリスチレンスルホン酸をITO基板上に成膜した二層型素子(ITO/PEDOT : PSS(60nm)/Cz-PPV(80nm)/Ca/Al)では、発光開始電圧は3V、最高輝度は6600cd/m^2(8V)に達した。二層型素子の効率は、電流効率1.15cd/A、視感効率0.42lm/W、外部量子効率0.5%であり高い有機EL効率を示した。ポリフェニレンビニレンへのホール輸送性骨格の導入がEL特性を効果的に飛躍させることを実証した。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi