研究課題
特別研究員奨励費
ネパールをはじめとする発展途上国における交通整備の現状把握とその評価手法に関する研究を行った。主要な成果は以下のようである。・ネパールでの道路ネットワークを現地調査し、デジタル数値地図と統合させ、需要予測の基礎データベースを構築した。・合わせて、同国での都市化プロセスや都市人口密度についても現地での資料およびヒアリング調査を行った。・道路ネットワークデータに、首都カトマンズの人口、交通量、行政界、土地利用状況を重ねた上、分析対象ゾーンを決定した。なお、発展途上国では、このような統計データは収集・整理されておらず、現地調査方法を含めて、今後の発展に伴う交通需要予測に寄与するものである。・上記のデータベースを活用したカトマンズにおける交通需要分析を行った。・カトマンズでの交通整備の効果を計測し、MATLAB、GIS、統計プログラムを用いて空間構造モデルとして表現した。・カトマンズと他の都市との都市内公共交通手段の比較分析を実施した。なお、以下のセミナーや学会等への参加を通じて、広く成果発表を行った。・高齢者・障害者のモビリティと交通に関する国際会議(TRANSED2004、浜松)・国連大学グローバルセミナー"文化差異の中での共存"(神奈川県、葉山町)・世界工学者大会(WEC2004、中国上海)・都市交通とその挑戦に関するナショナルセミナー(ネパールカトマンズ)
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Proceedings of the World Engineers' convention 2004, Shangai, China
ページ: 66-71