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酸化物強誘電体の電子密度分布

研究課題

研究課題/領域番号 03F03707
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 無機材料・物性
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

石澤 伸夫  名古屋工業大学, 工学研究科, 教授

研究分担者 ノルベルグ ステファン  名古屋工業大学, 工学研究科, JSPS外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード電子密度分布 / 強誘電体 / 機能性酸化物 / 原子の統計分布 / アルミナ-チタニア系 / KTP化合物 / 放射光 / 単結晶構造解析
研究概要

本研究は酸化物強誘電体の電子密度分布と題し、機能性無機化合物結晶の構造解析と電子密度分布をとおして、物質の示す構造物性について考察をおこなっている。まず、KTiOPO_4(KTP,チタニルリン酸カリウム)強誘電体結晶から研究を開始した。この物質は電気光学素子や非線形光学素子などへ広く応用される良く知られた材料であり、最近では、青色発光性を利用した医療手術用レーザ照明関係への応用でも注目されている。非線形光学材料としてのKTP結晶の重要性が認識されて数十年たつが、この物質の強誘電-常誘電相転移の真の姿についていくつかの重要な進展があったのはつい最近のことである。放射光を利用した精密な構造解析を行い、強誘電性の起源がカリウム原子にあること、また、カリウム原子の微小変異に伴ってこれを取り囲む酸素多面体の形がわずかに変化すること、カリウム原子の一部は高温側で互いに近い二つの位置に統計的に分布していること、これが強誘電性の発現と密接な関係をもつことなどを明らかにした。また、従来からよく調べられていたAl203-Ti02系に新しい化合物を見出し、その構造を決定するなど、強誘電体の周辺領域にある種々の機能性無機化合物結晶についても広範な研究を行い、成果を発表した。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Phase transition in KTiOPO42005

    • 著者名/発表者名
      Stefan NORBERG
    • 雑誌名

      セラミックス基盤工学研究センター年報 4(印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] Al6Ti2O13, a new phase in the Al2O3-TiO2 system2005

    • 著者名/発表者名
      S.NORBEG, S.Hoffmann, M.Yoshimura, N.Ishizawa
    • 雑誌名

      Acta Cryst.Sec.C C61

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2024-03-26  

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