研究課題/領域番号 |
03F03717
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 宏正 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授
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研究分担者 |
VARLEY Peter 東京大学, 先端科学技術研究センター, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 線画理解 / 図面認識 / 形状モデリング / 立体モデリング / CAD |
研究概要 |
2次元の図面を解釈し、自動的に3次元立体を構成する手法について研究をしている。この手法によって、設計者が描いた2次元図面から、瞬時に3次元立体を構成して提示することにより、機械設計工程の効率化を実現する。また、建築設計や図形教育への応用についても研究を行っている。 昨年度は、すでに行った比較的単純な多面体に対するアルゴリズムについての研究をベースとして、それを拡張し、より複雑な図形に対するロバストなアルゴリズムについて研究した。またプロトタイプソフトウェアを開発し評価を行った。 特に本年度の成果としては、本研究が基礎としている前面幾何学(Frontal geometry)におけるラインラベリングについて、次数の高い頂点に対するextended vertexのラベル付け手法を開発した。また情報の不十分なスケッチの3次元的図形解釈を行う際には様々な仮定を用いるが、その中でも機械部品のような形では直交性が重要となる。これについて人間の認知の立場から検討し、直行性を解釈するカタログを作成した。 さらに、より複雑な図形を入力するために、手書きスケッチから構造図形を抽出し、その構造図形を3次元化することによって、手書きスケッチ全体を3次元化する方法を実現した。さらに、機械部品に多く含まれる円筒状の図形(穴や円柱に対応)するスケッチを解釈する方法について基礎的な検討を行った。研究成果については、国際会議に投稿し、4件採択され、学会発表を行った。
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