研究課題/領域番号 |
03J01758
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
住友 元美 奈良女子大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 現代史 / 教育史 / 女子教育 / 女子大学 / 家政学 / 一般教育 / 今和次郎 / 新制大学 / 近代史 / 母性保護論 / 家庭 / 澤柳政太郎 / 女子高等教育 / 大学 / 高等普通教育 / 山田わか / 地域史 / 思想史 / 地方史 / 女性史 |
研究概要 |
本年度は、主に、近現代日本の高等教育における女子大学の位置づけに関して、以下の研究を行なった。 I、1、戦後に新たな家政学樹立の必要性を輪じていた今和次郎の「家政論」およびその後の「生活学」研究について史料解読を行なった。 2、戦前・戦後に展開された女子高等師範学校および女子専門学校による大学昇格運動について史料の分析を行なった。 3、戦後に誕生した新制大学における「一般教育」導入の意義について史料調査し、先行研究の検討を行なった。 以上から、戦後の新制大学創設期に学問として独立していく(させられていく)家政学と今が提唱した「新しい家政学」とを比較検討して、戦後家政学の確立と女子大学誕生との関係を明らかにし、戦後女子大学(「家政学部」を女子大学の特徴として掲げる大学)が、戦後新制大学の規範的存在となる可能性を持つものであったことを示して、日本高等教育における女子大学の意義について言及した。 (「戦後日本の高等教育における女子大学誕生の意義-今和次郎の「家政論」をてがかりに-」) II、Iに引続き、今の「家政論」を主なる史料として、戦後日本の復興(民主主義化)と新たな家政学樹立および「一般教育」との関係について検討した。(論文作成中)
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