研究課題/領域番号 |
03J07652
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
日下部 達哉 九州大学, 人間環境学研究院, 日本学術振興会特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | バングラデシュ / 初等教育 / 制度受容 / 国内比較分析 / 国内比較研究 / 4農村の比較 |
研究概要 |
研究代表者は、バングラデシュにおける初等教育制度受容を、国内比較分析の手法を用いて明らかにした。研究目的を(1)農村部住民の初等教育制度受容について、それぞれ特性の異なる国内の四地域を比較検討する。このことにより、一つのナショナルな教育制度を各地域でどう受容しているのかが判明する。(2)バングラデシュの地域や家庭における教育に対する考えを詳述し、バングラデシュ、日本の教育改革への示唆を行う。(3)教育制度がどの程度定着しているのか比較検討することで、「イスラーム的価値観や多様な地域性」と「近代教育制度」との親和性および共生可能性を見いだす。とし、平成10年から断続的に行っている夏期バングラデシュにおけるフィールドワーク(2004.7.31-8.14)を16年度も行った。 それらの成果は、日本比較教育学会第40回大会(2004626-27:名古屋大学)、アジア教育研究会(2004.7.3:京都大学)、世界比較教育学会(2004.10.25-28:キューバハバナ)、九州教育学会第56回大会(2004.11.27-28:九州大学)において口頭発表された。 また、著作として、日下部達哉「バングラデシュ農村部におけるジェンダー意識の変容」保坂恵美子著『比較ジェンダー論』ミネルヴァ書房2005(4月刊行)。論文として、日下部達哉「バングラデシュ農村部における学校・家庭・地域」九州教育学会『九州教育学会研究紀要』31巻2004、145〜152所収。以上二つの既掲載および掲載決定業績を発表した。 さらに、ラフマンモクレスール・日下部達哉「バングラデシュにおける教育普及に伴うジャット意識の変化-メヘルプール県ガンニ郡カラムディ村の事例-」九州教育学会『九州教育学会紀要』32巻(2005年9月公刊予定)、日下部達哉「第三世界教育の比較分析手法に関する試論-「多元比較分析」の試み-」『アジア教育研究』6号(2005年4月公刊予定)に採録が決定した。
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