研究課題/領域番号 |
03J08520
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
森 宜人 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 都市史 / 近代ドイツ / 自治体給付行政 / 電力 / 都市の電化 / フランクフルト |
研究概要 |
本年度は、昨年度に引き続き10月まで、フランクフルト市都市史研究所において史料の収集及びデータベース化に従事するとともに、これまでの研究成果を学術研究論文としてまとめた。 学術研究論文のタイトルは「近代ドイツにおける都市の電化プロセス-フランクフルト・アム・マイン・1886〜1933年-」で、その主たる成果は次の2点にある。(1)1880年代〜1930年代初頭のフランクフルト市における電力事業の発展経過を検討し、都市自治の強い第二帝政期と、中央集権化の進んだヴァイマル期の両時代における自治体給付行政の相違を明らかにすることができた。(2)電力が都市に導入され、その後、必需的エネルギーとして定着するまでを都市の電化プロセスと捉え、その経緯を様々な統計史料及び図版史料を用いて考察し、電力利用を前提とする近代都市形成の社会史的側面を実証的に解明することができた。 この他に本年度は、以下の雑誌論文及び学会・研究会での報告を通じて、研究成果の公開につとめた。 ・「都市化時代の大都市と周辺自治体-世紀転換期フランクフルトにおける合併と電力網の拡張-」『一橋論叢』第133巻第2号(2005年2月)138〜154頁。 ・「都市社会化としての都市の電化プロセス-フランクフルト・アム・マイン1900〜1933年-」関西大学経済学会研究会 2005年1月28日 於:関西大学。 ・「近代ドイツにおける都市の電化プロセス-フランクフルト・アム・マイン1886〜1933年-」第15回ドイツ近代都市史研究会 2005年3月12日 於:東京大学。
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