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バンコマイシン耐性腸球菌のバシトラシン耐性化阻害法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03J09389
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

津田 啓方  日本大学, 歯学部, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードbacitracin resistance / two-component system / ABC-transporter / VRE / regulation / Streptococcus mutans / transcriptome / バシトラシン / バンコマイシン耐性腸球菌 / ABCトランスポーター / 2成分制御系
研究概要

本研究ではStreptococcus mutans (Sm)のバシトラシン耐性に関与している遺伝子を同定し、それらの遺伝子産物によるSmのバシトラシン耐性メカニズムとそれらの遺伝子産物の発現調節機構を分子レベルで解明し、バシトラシン耐性菌の出現に対する対処法の可能性を検討することを目的としている。
昨年までにバシトラシン耐性に関与しているmbr領域とrgp領域を決定し、それらの遺伝子が独立した機構によりSmにバシトラシン耐性を付与していることを示した。また、mbrAB遺伝子の発現誘導がSmのバシトラシン耐性獲得に最も重要であることを示した。本年度は、まず、mbrC、mbrDの欠失変異株のバシトラシン作用時における遺伝子発現変化をリアルタイムRT-PCR法で調べた。それによると、mbrCD欠失株においてmbrABは発現誘導されなかった。これにより、mbrCDがmbrABの発現誘導に関与している事が示唆された。また、バシトラシン作用時に5倍以上発現誘導された遺伝子については、mbrCの欠失では発現誘導が抑えられたが、mbrD欠失では弱く発現誘導していた。それらの遺伝子はmbrCによって発現誘導が制御されているが、mbrDにはあまり関係ないかあるいはmbrD以外のものに発現制御されている可能性があることが示唆された。これらのことから、mbr遺伝子とその産物がSmのバシトラシン耐性機構抑制のターゲットとなりうることが示唆された。それらのリコンビナント蛋白を大腸菌にて作成し、それらの分子レベルの性質を調べようといろいろ試みたが、mbrC以外のリコンビナント蛋白の作成は困難であった。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004 2003

すべて 雑誌論文 (2件) 産業財産権 (2件)

  • [雑誌論文] A Loop-Mediated Isothermal Amplification of Streptococcus pneumoniae2005

    • 著者名/発表者名
      MITSUKO SEKI, YOSHIHISA YAMASHITA, HIROTAKA TORIGOE, HIROMASA TSUDA, SETUKO SATO, MASAO MAENO
    • 雑誌名

      Journal of Clinical Microbiology 43(In press)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] A novel method for detection of cariogenic mutans streptococci.2004

    • 著者名/発表者名
      HIROMASA TSUDA, YOSHIHISA YAMASHITA
    • 雑誌名

      Dental Diamond 12

      ページ: 65-70

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [産業財産権] 発明の名称S.Pneumoniaeの検出方法、S.Pneumoniae検出用プライマーセット及びS.Pneumoniae検出用キット2004

    • 発明者名
      関 みつ子, 津田 啓方
    • 権利者名
      NU81C
    • 出願年月日
      2004-10-19
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [産業財産権] う蝕細菌の検出法および該方法に使用されるプライマーセット2003

    • 発明者名
      山下 喜久, 津田 啓方
    • 権利者名
      NUBIC
    • 出願年月日
      2003-06-25
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2024-03-26  

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