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公共性の哲学的基礎と制度的展開

研究課題

研究課題/領域番号 03J10099
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 基礎法学
研究機関東京大学

研究代表者

谷口 功一  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードジェンダー / セクシュアリティ / 性同一性障害 / トランスジェンダー / 公共性 / 制度 / 立法 / 法
研究概要

従来行って来た「公共性」に関する研究の応用・実地作業として、ジェンダー/セクシュアリティの領域における「公共性」のあり方を下記2つの論攷において検討した。具体的には、フェミニズム/ジェンダー・スタディーズ、そしてクイア・スタディーズから寄せられるリベラルへの論難を概念史的に整理した上で、それらに対するリベラルの側からの応答、及びその「論難」とパラレルな問題点を上記諸批判者たち自身が有していることをジェンダー/セクシュアリティ領域の内部---特に性同一性障害/トランスジェンダーという具体的ケースに即した形で「公共性」の観点から検討した。これは、下記『思想』(岩波書店)掲載の論攷「ジェンダー/セクシュアリティの領域における「公共性」へ向けて」において行った。[公共性の「哲学的基礎」の側面]
また、同時に上記のような形での批判に対する応答という形とはまた別個に、「制度」的観点の重要性を、所謂「性同一性障害特例法」の立法過程を詳細に記述・検討することによって示すことを試みた。この際、政治学(政治過程論)において既に蓄積されて来た知見を援用しつつ、なおかつ、それに留まらない新しい視点として「立法」そのものに対して規範的議論を行うことの重要性を、マニフェストに留まるものではあるが、今後の議論の展開の一端として示した。これは、下記『法哲学年報2003』掲載の「「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の立法過程に関する一考察」において行った。[公共性の「制度的展開」の側面]
平成16年度においては、上記のような形で、極めて具体的なケースに寄り沿う形で研究課題たる「公共性の哲学的基礎とその制度的展開」に関する応用事例を検討した。(以上)

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (2件)

  • [雑誌論文] ジェンダー/セクシュアリティの領域における「公共性」へ向けて2004

    • 著者名/発表者名
      谷口 功一
    • 雑誌名

      思想 No.965

      ページ: 102-122

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の立法過程に関する一考察2004

    • 著者名/発表者名
      谷口 功一
    • 雑誌名

      法哲学年報2003:ジェンダー、セクシュアリティと法 2003年号

      ページ: 212-220

    • NAID

      40006501647

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 谷口 功一: "ジェンダー/セクシュアリティ領域における公共性"思想. 967号(校正中)(未定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 谷口 功一(他): "立法の復権"岩波書店. 210 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2024-03-26  

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