• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

紅藻との比較ゲノム解析によるマラリア原虫類色素体(アピコプラスト)の未知機能探索

研究課題

研究課題/領域番号 03J11253
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 植物生理
研究機関東京大学

研究代表者

松崎 素道  東京大学, 大学院・医学系研究科, 特別研究員(DC2) (00511396)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード紅藻 / ゲノム / マラリア / 比較ゲノム解析 / アピコプラスト / DNA結合タンパク質 / マイクロアレイ
研究概要

本研究の目的は、マラリア原虫にとって必須の色素体「アピコプラスト」について、その機能と制御を担うタンパク質を網羅的に把握し、その中からアピコプラストの未知機能を探索する事である。前年度は、熱帯熱マラリア原虫の全推定タンパク質配列を、数種の真核生物および新たに報告した単細胞原子紅藻のゲノム(松崎他・2004)と比較しカタログ化した。
本年度はまずカタログ中の遺伝子の検討を行った。カタログには植物由来と考えられる遺伝子が計246存在しており、これがアピコプラストの機能と制御を担うと考えられた。ここには紅藻には存在しない遺伝子が42あり、これまでにも指摘された緑藻の関与が改めて示唆された。そこでアピコプラストの機能としてすでに提唱されている代謝系について、その酵素遺伝子の系統解析を行った。その結果ispGおよびfabI遺伝子は明らかに緑色植物に由来し、fabZ遺伝子は紅藻由来と推定されることから、アピコプラスト機能に関与する遺伝子の由来として紅藻と緑藻の療法ともが考えられることが示された。
アピコプラスト内に局在が予測される376の機能未知遺伝子のうち、植物由来と考えられるものは30遺伝子のみだった。これらの多くは配列モチーフなどからアピコプラストの遺伝子発現系への関与が示唆された。一方アピコプラスト局在が予測されない植物由来遺伝子のうち、発現時からアピコプラストへの関与が示唆されるものは68遺伝子あった。この中から類縁寄生虫および藻類において配列が強く保存されていた2遺伝子を解析対象とした。
この対象遺伝子とどの紅藻がホモログについてクローニングをし、大腸菌で発現させたタンパク質を用いて抗体を作製している。この抗体により、局在の確認と免疫沈降による機能推定を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Genome sequence of the ultrasmall unicellular red alga Cyanidioschyzon merolae 10D2004

    • 著者名/発表者名
      松崎 素道
    • 雑誌名

      Nature 428(6983)

      ページ: 653-657

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi