研究課題/領域番号 |
04044019
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
関根 勉 (1993) 東北大学, 理学部, 講師
吉原 賢二 (1992) 東北大学, 理学部, 教授 (90004423)
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研究分担者 |
R Albento スイスパウル, シャーラー研究所, 研究員
J I Kim ドイツミュンヘン工科大学, 教授
関根 勉 東北大学, 理学部, 講師 (20154651)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | テクネチウム99 / レーザー光音響分光法 / 微量分析 / 波長シフター法 / 錯化剤 / チオ尿素 / チオシアン酸 / フミン酸 |
研究概要 |
^<99>Tcは半減期が21万年、核分裂収率は6%であり、原子炉の運転により地球上に蓄積する傾向があり、その環境挙動を研究することは大変重要である。 本研究では長寿命核種として^<99>Tcに焦点をしぼり、1)テクネチウムの環境挙動を明らかにするためレーザー光音響分析の適用をおこない、また2)環境中での生物由来のフミン酸とテクネチウムの化学的相互作用の研究をおこなった。 1)レーザー光音響分析法については、ミュンヘン工科大のグループと十分打合せをおこなった上で、環境中にふつうに存在する7価テクネチウム(TcO^-_4)の吸収極大を紫外部から可視部へ移して定量する波長シフター法を研究した。このための錯化剤としてはまずチオ尿素を取り上げ、ついでチオシアン酸について調べた。その結果いずれも有効に作用して可視部に強い吸収を与える錯体が得られ、操作も簡単におこなえることがわかった。この方法によるテクネチウムの検出限界はチオ尿素の場合で10^<-8>moldm^<-3>であり、チオシアン酸の場合はそれよりも1桁低い10^<-9>moldm^<-3>であった。は通常の放射化分析法に匹敵するものであり、放射化分析ではやれない化学種同定の可能性もあり、今後の発展に期待が持たれる。 2)ドイツ、ミュンヘン工科大キム教授より提供されたフミン酸(ドイツ・ゴアレーベンの地下水から精製された標単的なもの)とテクネチウムの相互作用の研究をおこなった。従来のこの種の研究はあまりはっきりした結論が得られていなかった。本研究ではマクロスケールの^<99>TcO^-_4を用い、これを酸性でスズ(2価)で還元してる価のテクネチウムにしたところ、フミン酸と沈澱を作った。これはアルカリに溶解することがわかった。明らかに新しい物質としての性格を示した。今後なお反応性などを検討する。
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