研究分担者 |
SHEVYAKOV A ロシア科学アカデミー中央経済数学研究所, 副所長
NZO A 南アフリカ, ANC, 元事務総長
LOUW L 南アフリカ市場経済財団, 理事長
ALPAY G トルコ国立BOGAZICI大学, 経営学部, 教授
黄 渝祥 同済大学, 経営学部, 教授
MCMILAN John UCサンジェゴ大学, 教授
OBERG Jan 国際平和未来学研究機構, 所長
MORSBACH Hel グラスゴー大学, 教授
松岡 紀雄 神奈川大学, 経営学部, 教授
佐藤 允一 帝京大学, 経済学部, 教授 (20170722)
岩崎 はる子 ハーバード大学, 東アジア研究学部, 準教授
HUANG Yuxiang Tongji University, Professor
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研究概要 |
平成4年4月12日-4月18日,藤田はトルコ・ボスポナ大学に招聘され講演する。その課題は「交渉者としての経営者」である。経営学部長アルパイ教授がトルコにおける交渉研究の拠点になる話し合いをした。アルパイ教授の日本への招聘を約束する。 平成4年4月25日〜4月30日,藤田はハーバード大学のルーデンシュタイン学長の招聘・エズラ・ボーゲル教授司会のシンポジュームにパネラーとして参加する。課題は「ロシア経済と日本の貢献」である。藤田はイスクラ・ビジネス・スクールの学長である。このスクールは旧ソ連邦から経営者を日本に招聘し,命令経済から市場経済さらに交渉経済への移行過程の教育をしている。この活動は日米露の関係を認知的均衡理論に立って,解釈される事を指摘する。この日本モデルの実効性が論議された。さらに藤田は同年5月20日,モスクワ・クレムリン大会宮殿で行われた第三回「世界の経験とロシアの経済」国際会議で,ハーバード大学と同じ内容の講演をする。 平成5年2月23日〜3月5日,藤田再度渡米する。サンディエゴで,ライシャワー夫人と対談し,今後の日米関係,日米交渉のヒアリングをする。次に,ダラス市で日米協会会長T.パワーズ氏と「日米交渉の将来」を討論する。最後にボストンに行く。ハーバード大学の岩崎ハル子教授,ライシャワー研究所長入江教授,ハーバード燕京研究所長ハナン教授と情報交換をする。3月3日,ボストン日米協会会長バーノン・オルデン氏と会い同協会主催のシンポジューム「日米の世界戦略」に参加する。同年3月26日〜30日タイ国バンコクに行く。チュラルンコン大学と交流する。そしてバンコクに交渉研究の拠点をつくる。UNのアジア人権会議がバンコクで開かれており,一日参加する。 平成4年8月7日〜8月21日 佐藤がロシア共和国及びバルトミ国に行き,国民経済アカデミーのモーディン教授らと交渉研究で交流した。 平成5年2月21日〜3月6日 松岡は渡米し,ボストン大学(University),カンザス大学において企業市民としての広報活動と交渉の研究交流をする。 平成5年2月26日〜3月28日 須貝は米国における交渉研究の,ネットワーク構築のためボストン大学(Callege),アリゾナ大学の交渉研究の教授と交流をする。 平成4年10月23日-10月31日 ヤン・エーベルは来日し日本とCIS,さらに最近のユーゴスラビアにおける粉争の交渉学と実証研究を報告討論する。 平成4年10月23日〜10月26日と平成5年1月14日〜1月17日モースバッハは上京し,対外的壁が低くなると共に増加する国際結婚を手掛りに日本文化と交渉問題を論じた。 平成4年3月13日〜3月18日 卞在玉が韓国から来日する。特に,彼の専門の公法における交渉問題を討論する。 平成5年3月11〜324日 黄渝祥は来日する。中国文化と交渉,特に中国経済における交渉問題を論じた。中国伝統の階層性と共産主義体制の階層性の異同を論じ,そこにおける交渉についても討論した。 平成4年10月23日〜10月26日。L.ラウ来日する。南アにおける交渉様式を論じた。交渉における文化的側面の重要性を指摘した。 平成5年1月15日〜1月23日 G.アルパイ来日する。トルコとCISのトルコ系諸国との連帯交渉を論じた。この問題は今後の中東問題の焦点となるものと思われる。トルコ(アルパイ)・日本(藤田)の交渉に関する共著出版の同意がなされた。 平成4年1月10日〜1月28日 A.シェビアユフ来日する。混迷するロシア経済を分析し,そこにおける交渉問題を論交した。 この間,国際基督教大学のJ.ワシレスキーの「Americans for Opportunity」(AIO)組織のキーワード「共同体の知恵」をいかにひきだすかが関心を呼んだ AIOは欧米の多数沢原理でなく全員参加による合意形成による問題解決法である。
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