研究課題/領域番号 |
04102008
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
次田 晧 東京理科大学, 総合研究所, 教授 (00028284)
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研究分担者 |
加茂 政晴 (加茂 正晴) 東京理科大学, 総合研究所, 助手 (40214564)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
71,000千円 (直接経費: 71,000千円)
1994年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1993年度: 40,000千円 (直接経費: 40,000千円)
1992年度: 21,000千円 (直接経費: 21,000千円)
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キーワード | 新C末端アミノ酸配列決定法 / 過フッ素酸 / 過フッ素酸無水物 / 質量分析 / 不均一相微量反応 / ヒドラジン / 2D電気泳動の標準化 / 新相同性検索法 / C末端酸配分折 / N末端配列分析 / 二次元電気泳鋤 / 質量 分析 / C末端配列分析法 / N末端高感度分析法 / 二次元電気泳動 / FAB質量分析 / フッ化有機酸無水物 / 蛍光分析 / ヒドラジン分解 / N末端修飾基除去法 / FAB、ESI質量分析 / ECDガスクロマト / フッ化有機酸 |
研究概要 |
C末端配列決定法;蛋白質のC末端配列の決定はカルボキシペプチダーゼによる方法以外に十分な方法はなかったが、当研究で全く新しい過フッ素酸による逐次分解法を完成した。この方法では90%の過フッ素酸90℃4〜24時間でC末端からアミノ酸の部分的に分解したペプチド群を得、FAB質量分析法で逐次分解した分子イオンとして分析される。アスパラギン酸、セリンで分解する副反応を伴う。この方法から得られた第2のより優れた方法も開発された。ここでは過フッ素酸無水物を用い-20℃、1時間でC末端の逐次分解物が得られられ、質量分析法によりC末端配列が得られる。この反応では端な低温を用いるため前法のような副反応は見られない。この反応の再現性を得るためには湿気を防ぐことに留意しなくてはならない。又FAB質量分析法で見られる主反応物に伴う-1、-18、-46イオンについてはその各々について実験的に生ずる分子を解明した。今後は四千以上の大きな蛋白質に対する方法、自動化にある。2)N末端配列決定法;エドマン法の中間産物ATZのアミノ化による高感度化法として、不均一相反応の係導入、気相-固相又は液相-固相系により微量化学反応の高収率化を見出した。N末端のブロックされている蛋白質には低温で無水ヒドラジンによる脱ブロック反応を見出し、ホルミル、ピログルタミルの脱ブロックに成功した。3)2D電気泳動;新しく標準蛋白質の導入を世界の学者に呼びかけ装置にこだわらない2D法を確立した。イネ、シロイヌナズナの2つの生物系でゲノム解析の相補的方法として各々5,000ケの蛋白質を分離し100ヶの蛋白質を分離し、各150ケ、100ケの蛋白質の部分構造の決定と相似検索により各約半数を同定した。他にフザリウム(カビ)について1,500ケの部分構造の決定と新しい相似検索の導入を含めた相似検索をした。この方法から5,000ケが分離の限度である事、その他この方法自体の有用性と今後の問題点を浮き彫りにした。
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