研究課題/領域番号 |
04151023
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
湯浅 保仁 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (80111558)
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研究分担者 |
田中 貴代子 東京都臨床医学総合研究所, 腫瘍生化学, 研究員 (40124474)
堀井 明 癌研究所, 生化学部, 嘱託研究員 (40249983)
馬場 正三 浜松医科大学, 第二外科, 教授 (40107818)
武藤 徹一郎 東京大学, 医学部・第一外科, 教授 (20110695)
宇都宮 謙二 兵庫医科大学, 第二外科, 教授 (70013901)
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研究期間 (年度) |
1991 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1992年度: 13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
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キーワード | 遺伝性癌 / 家族性大腸腺腫症 / 遺伝性非腺腫症大腸癌 / 大腸癌 / 癌抑制遺伝子 / AP遺伝子 / p53遺伝子 / DCC遺伝子 |
研究概要 |
1.家族性大腸腺腫症(FAP)について:FAPの原因遺伝子APCはすでにクローニングされた。本研究班が集積したFAP系の多くでAPC遺伝子の変異が検出され、患者かどうかの遺伝子診断をはじめる事ができた。 FAPは腺腫の数で、密生型と非密生型に分類される。各々の変異を調べたところ、密生型ではコドン1250から1464の間に変異が検出されたのに対し、非密生型の変異はそれ以外の部分にあった。故に、この部位が腺腫形成に強く関係している事がわかった。 FAP患者からの種々の段階の腺腫につきAPCの異常を調べたところ、初期の腺腫に高頻度で両alleleの異常を認めた。この事からAPCの遺伝子の異常は腺腫形成の最初の段階に関与し。不活化の機構は2ヒットである事も明らかとなった。 2.遺伝性非腺腫症性大腸がん(HNPCO)について:HNPCCの原因遺伝子はまだ全くわからず、症例の集積が先決である。HNPCC患者のがん9例を集め、培養樹立例の1例できた。血液は患者20人、家族31人から採血し、EBウィルスを感染させて樹立できたリンパ球は、現在までのところ、患者15例、家族25例である。 HNPCCがん症例のLOHは、染色体17番で3例、18番で3例、22番で0例だった。p53,MCC,DCCについてPCR-SSCPを行ったところ、がん1例にp53の変異が見つかり、MCCで1例の患者のリンパ球に異常が検出され、現在シークェンシングを行っている。 3.大腸がん細胞への染色体1番の導入:導入により扁平になった細胞クローンが得られた。6クローン中4クローンでは1番染色体のうち短碗34〜36領域のみが在存しており、ここにがん抑制遺伝子がある可能性が示唆された。
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