研究課題/領域番号 |
04151072
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | (財)東京都臨床医学総合研究所 |
研究代表者 |
矢原 一郎 (財)東京都臨床医学総合研究所, 副所長 (60109957)
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研究分担者 |
浜口 道成 名古屋大学, 医学部, 助教授 (90135351)
稲垣 昌樹 (財)東京都老人総合研究所, 神経生理, 研究員 (30183007)
永田 和宏 京都大学, 胸部疾患研究所, 教授 (50127114)
祖父江 憲治 大阪大学, 医学部, 教授 (20112047)
酒井 彦一 日本女子大学, 理学部, 教授 (80011477)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
20,500千円 (直接経費: 20,500千円)
1992年度: 20,500千円 (直接経費: 20,500千円)
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キーワード | アクチン / 細胞骨格 / 細胞接着 / チロシンリン酸化 / 微小管 / 中間フィラメント / ストレス蛋白質 / 細胞周期 |
研究概要 |
1-1.細胞がん化による動的接着部位の変化とアクチン結合蛋白質の局在変化の相関を解析した(祖父江)。 1-2.ラディキシンは接着装置を構成する蛋白質であるが、110kDの膜蛋白質と結合していることを、共免疫沈澱法によって示した。さらに。110kD膜蛋白質に対するモノクローン抗体を作成した(月田)。 2.pp60^<v-src>の分子成熟に関与するアクチン結合能をもつストレス蛋白質HSP90の構造と機能がカルモデヂュリンによって調節を受ける仕組みを、カルモデュリン結合ドメインの同定によって推定した(矢原)。 3.RSV温度感受性変異株tsNY68を感染させた細胞を使って、許容温度ではカドヘリン・カテニンがチロシンリン酸化を受けており、そのため細胞凝集しないとしう結論を裏付ける結果を得た(浜口)。 4.cdc2キナーゼによって中間フィラメントの構築が細胞周期依存的に調節されているが、リン酸化部位の同定を行った(稲垣)。 5.マウス白血病M1細胞の分化のともなって発現するビメンチン遺伝子のプロモーター領域のシス因子とそれに結合する転写因子を解析し、分化に先だって活性化される転写因子の存在を認めた(永田)。 6.ラット繊維芽細胞3Y1をRSVで形質転換すると、mRNA量でみたカルパクチンIの重鎖(p36)と軽鎖(p11)の発現の増大を認めた(崎山)。 7.M期に活性化される微小管切断因子の活性がMPFによって制御されていることをアフリカツメガエル無細胞系を用いて証明した(酒井)。
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