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ヒトP450IIE1の遺伝子多型と癌発生への感受性

研究課題

研究課題/領域番号 04152008
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

渡辺 民朗  東北大学, 抗酸菌病研究所, 教授 (40006101)

研究分担者 井川 俊太郎  東北大学, 抗酸菌病研究所, 助手 (50241576)
阿部 達也  東北大学, 抗酸菌病研究所, 助手 (70222651)
金丸 龍之介  東北大学, 抗酸菌病研究所, 教授 (70152783)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1992年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードチトクローム P-450遺伝子 / P450IIE1 / ヒト遺伝子のRFLP / 発癌感受性
研究概要

ヒトにおける癌の外的発生要因と考察すると、広く環境に散布されている癌原性化学物質が主として関与しているとの可能性が非常に大である。一方、ヒト癌発生において遺伝子素因の関与も考えられ、その因子の一つとして癌原性化学物質の代謝、すなわち代謝的活性化に関連する酵素の遺伝的夛型性があると考えられるようになってきた。この酵素としてチトクロームP-450(P450)依存モノオキシゲナーゼの役割がまず第一に考えられ、特に基質特異性を決める因子としてのP450が注目されている。そこで、分子〓〓性を持つP450の内、N-ニトロソ化合物、ウレタン、ベンゼン、四塩化炭素などの代謝的活性化に関与するP450IIE1を取り上げ、ヒトにおけるRFLPを検に、それらの癌発生との関連性について統計的な検討を加えた。
末梢血として10mlを採取し、白血球よりDNAを分離した。種々の制限エンドヌクレアーゼに処理すると、ヒトP450IIE1のDNAについてはDra1がRFLPの存在を示していた。サザーンハイブリダイゼーションに使用するプライマーP450IIE1のcDNAの一部である。癌患者は136名で、内、肺癌は91名、消化器系の癌患者は45名で、正常人と考えられる対照群は76名よりなっている。RFLPによる遺伝子夛型との関連でみると、P450IIE1のDra1のみた正常人と比して肺癌において有意差のあることが、0,05%以下の危険率でのX^2検主(自由慶々)で確められた。しかし、肺癌の飽識聖分類では差異がなかった。握造される点変異点がP450IIE1のDNAの第6トントロン部位にあることを、PCR法を用いて確めた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Uematsu,F.: "Human cytochrome P450IIE1 gene:Dral polymorphism and susceptibility to cancer." Tohoku J.Exp.Med.168. 113-117 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Uematsu,F.: "Point mutation of human cytochrome P450IIE1 gene and the susceptibility to cencer." Proc.Amer.Ass.Cancer Res.33. 291 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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