• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

がん診断精度向上のための陽電子放出核種標識 生理活性物質の合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 04152014
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

多田 雅夫  東北大学, 抗酸菌病研究所, 助教授 (10006083)

研究分担者 岩田 錬  東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 助手 (60143038)
杉山 宏  東北大学, 反応化学研究所, 助教授 (90006304)
高橋 弘  東北大学, 抗酸菌病研究所, 助教授 (00091710)
福田 寛  東北大学, 抗酸菌病研究所, 教授 (30125645)
涌井 昭  東北大学, 名誉教授 (20006076)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1992年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード陽電子放出核種 / [fluoroacetyl- ^<18>F]フルオロメラトニン / [ ^<18>F]フルオライド / サイクロトロン / 化学合成
研究概要

陽電子放出核種標識診断薬剤の合成研究の一環として、必須アミノ酸の一つのレートリプトファンから生合成されるホルモンのメラトニンについての ^<18>F標識化を検討した。
この新規標識体[fluoroacetyl- ^<18>F]フルオロメラトニン(1)のコールド体(2)も文献記載のない新化合物である。化合物(2)は,5-メトキシトリプタミン(3)とフルオロ酢酸から常法通りジシクロヘキシルカルボジイミド(4)を用いて合成した。私共の開発したアミノ糖への[ ^<18>F]フルオロアセチル基導入のワンポット合成法を一部改良して,標識ホルモン(1)を合成した。この合成法は,サイクロトロンを用いて, ^<18>O(p,n) ^<18>Fの核反応から製造した[ ^<18>F]フルオライドとブロム酢酸エチルとのハロゲン交換,アルカリ加水分解,中和,塩基(3)との縮合を順次同一の反応容器で行うワンポット合成である。合成時間は,HPLC分取操作を含めて約90分間である。放射化学的収率および純度は,それぞれ7%と>95%であった。なおこの合成法には,再現性,低収率及び純度に問題があり更に検討した。
ブロム酢酸エチルとp-トルエンスルホン酸の銀塩から誘導されるp-トルエンスルホニルオキシ酢酸エチルと[ ^<18>F]フルオライドとの交換反応を行い,部分精製し,アルカリ加水分解後,(4)存在下での(3)との縮合反応から目的の標識体(1)を14%の放射化学的収率および>98%の純度で合成することが出来た。その比放射能と合成時間は,それぞれ540mCi/μmolと約90分間である。
この標識ホルモン(1)やコールド体(2)についての生体内挙動などについては,目下検討中である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Masao Tada: "A Rapid One-pot Synthesis of [fluoroacetyl- ^<18>F]Fluoromelatonin" CYRIC Ann.Rep.(Tohoku Univ.). 1992. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Masao Tada: "A Rapid Synthesis of [fluoroacetyl- ^<18>F]Fluoromelatonin(N^ω-[ ^<18>F]Fluoroacetyl-5-methoxytryptamine),a Potential Diagnostic Imaging Agent" J.Labelled Compds.Radiopharm.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi