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C型肝炎ウイルスの特異的細胞障害性T細胞により認識される抗原エピトープの解析

研究課題

研究課題/領域番号 04152024
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

井廻 道夫  東京大学, 医学部(病), 助教授 (70134228)

研究分担者 金子 隆志  東京大学医学部(病), 医員
森山 貴志  東京大学医学部(病), 助手 (10240706)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1992年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワードC型肝炎 / 細胞障害性T細胞 / C型肝炎ウイルスコア抗原 / 抗原エピトープ
研究概要

細胞障害性T細胞はウイルス感染細胞の排除に大きな役割を果たしているが,同時に組織障害も引き起こす.C型肝炎ウイルス感染においては,C型肝炎ウイルス特異的細胞障害性T細胞によるC型肝炎ウイルス感染肝細胞の排除が,持続的な肝障害を引き起こし,その結果最終的に肝癌が発生してくるものと考えられる.私達は,このような慢性C型肝炎の持続的肝障害に関与していると考えられるC型肝炎ウイルス特異的細胞障害性T細胞を,慢性C型肝炎患者末梢血リンパ球から誘導することに成功し,その抗原エピトープの解析を行っている.C型肝炎ウイルス特異的細胞障害性T細胞は,慢性C型肝炎患者末梢血リンパ球をC型肝炎ウイルスコア抗原全長(191アミノ酸)をカバーし,10アミノ酸づつオーバーラップする20アミノ酸の合成ペプチド(NP1〜NP18)の混合物で2度刺激することにより誘導できた.このようにして誘導された細胞障害性T細胞は,同じペプチド混合物でパルスした患者自己のB細胞株を殺すと同時に,C型肝炎ウイルスコア蛋白をコードするcDNAを入れた発現ベクターをトランスフェクトした,あるいは遺伝子組換えワクシニアウイルスを感染させ,内因性にC型肝炎ウイルス抗原を発現する標的細胞も殺した.現在までのところ,このようにして誘導されたHLA B44拘束性C型肝炎ウイルス特異的細胞障害性T細胞の抗原エピトープはコア抗原アミノ酸残基81-100の部分であること,HLA DRw8拘束性C型肝炎ウイルス特異的細胞障害性T細胞の抗原エピトープはコア抗原アミノ酸残基111-130と161-180の部分であることを見いだしている.

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroto Kita: "HLA B44-restricted cytotoxic T lymphocytes recognizing an epitope in hepatitis C virus nucleocapsid protein" Hepatology.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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