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細胞間接着分子CEAおよびBGPの大腸腺管形成における役割と癌化に伴う異常

研究課題

研究課題/領域番号 04152104
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関札幌医科大学

研究代表者

杉山 敏郎  札幌医科大学, 医学部, 講師 (00196768)

研究分担者 今井 浩三  札幌医科大学, 医学部, 助教授 (60117603)
谷内 昭  札幌医科大学, 医学部, 教授 (50045324)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1992年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードCarcinoembryonic antigen / Adhesion molecule / Collagen gel / Differentiation
研究概要

Carcinoembryonic antigen(CEA)はin vitroでホモフィリックな細胞間接着分子として機能することが明らかにされているが、生体内における機能は不明である。本研究班は大腸腺管形成のin vitroモデルを用いてCEAおよびCEAファミリーの腺管形成過程における細胞間接着分子としての機能、生体内における意義を明らかにすることを目的とした。まず、放射線照射コラーゲンを用いることにより、コラーゲンゲル内での三次元細胞培養系を確立した。手術時に得られた正常乳腺および乳癌組織による検討から、培養初期正常乳腺はCEAを産生しないが、培養中に細胞内および培養液中にCEAを産生し、同時に腺管形成が認められた。一方、乳癌組織では高分化型乳癌組織がCEAを大量に産生し、腺管形成が認められた。当初、大腸組織を用いてコラーゲンゲル内での腺管形成モデルの作成を試みたが、混入する腸内細菌の影響があり、培養系の確立は困難であった。そこで、大腸組織と同様にCEAを産生していると予想される乳腺および乳癌組織を用いて培養系の確立をめざした。その結果、コラーゲンゲル内での腺管形成を観察しうる培養系を確立することができた。さらに、分化能を保持して培養可能なヒト大腸癌細胞株CaCo-2を用いた実験においても腺管形成を認めている。最近、CEAおよびBGP(CEAファミリー)のtransfectantを用いてコラーゲンゲル内での培養も可能となり、腺管形成におけるCEAおよびBGPの機能を分子生物学的手法で解析できる可能性がでてきた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Suzumura: "In vitro keratinization of normal human salivary gland cell" In Vitro Cell Dev Biol. 28. 475-478 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] M.Iwai: "Characteristics of carcinoembryonic antigen derived from normal and tumor cells of human mammary gland in collagen gel culture" Tumor Biol. 14. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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