研究課題/領域番号 |
04152141
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | (財)東京都神経科学総合研究所 |
研究代表者 |
矢倉 英隆 (財)東京都神経科学総合研究所, 微生物学研究部門, 副参事 (60166486)
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研究分担者 |
片桐 達雄 東京都神経研, 微生物学研究部門, 主事研究員 (00233742)
荻本 真美 東京都神経研, 微生物学研究部門, 主事研究員 (80158609)
水野 一也 東京都神経研, 微生物学研究部門, 主任研究員 (00219643)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | チロシンフォスファターゼ / CD45 / アポトーシス / アイソフォーム・スイッチ / MRPTP / HPTPS / HPTPZ / B細胞活性化 |
研究概要 |
1.レセプター型チロシンフォスファターゼ(RPTP)遺伝子の解析:マウス脳cDNAライブラリーから新たにMRPTP(M:マウス)と名付けた遺伝子を得た。この遺伝子産物は、脳、腎臓、心臓、免疫系B細胞株に発現していた。MRPTPの構造は、細胞内に2つのPTP領域をもち、細胞外はイムノグロブリン様領域とフィブロネクチン様領域とからなり、細胞外領域の違いにより、少なくとも3つのアイソフォームを認めた。興味深いことに、プレB細胞からB細胞への分化過程において、MRPTPのアイソフォーム・スイッチがみられた。一方、脳内の分布をインサイチュ・ハイブリダイゼーションで検討したところ、海馬、視床、梨状葉というかなり限局した領域に認められた。 MRPTPの遺伝子座は、マウス第4染色体のbrown遺伝子座に連鎖して存在していた。同時にクローニングしたヒトのHPTPδ、HPTPζ遺伝子は、それぞれヒト第9染色体と第7染色体に存在していることが明らかになった。 2.CD45のB細胞活性化における役割:免疫系のRPTPであるCD45のB細胞における解析から、以下の点が明らかになった。第一に、CD45に近接して存在し、そのシグナル伝達に関与していると考えられる関連分子が存在する。第二には、CD45の細胞外領域の違いによるアイソフォームの発現が抗原レセプターを介するシグナル、特にプロテイン・キナーゼCの活性化とカルシウムイオンの動員により制御されている。第三には、抗原レセプターを介する未熟B細胞のアポトーシス、増殖抑制をCD45がネガティブに制御していることが明らかになった。
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