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重点領域「自然災害」の成果のとりまとめ

研究課題

研究課題/領域番号 04201118
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東洋大学

研究代表者

伯野 元彦  東洋大学, 工学部, 教授 (10016321)

研究分担者 荒牧 重雄  北海道大学, 理学部, 教授 (60012895)
浅井 富雄  広島大学, 総合科学部, 教授 (80025288)
片山 恒雄  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70013216)
高橋 保  京都大学, 防災研究所, 教授 (40027230)
南 忠夫  東京大学, 地震研究所, 教授 (10012923)
高木 不折  名古屋大学, 工学部, 教授 (50023057)
菊地 勝弘  北海道大学, 理学部, 教授 (80000793)
土岐 憲三  京都大学, 防災研究所, 教授 (10027229)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
37,000千円 (直接経費: 37,000千円)
1993年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1992年度: 33,000千円 (直接経費: 33,000千円)
キーワード自然災害科学 / IDNDR / 国際防災の10年 / 地震災害 / 土砂災害 / パニック / 津波災害 / 洪水高潮災害 / 自然災害 / 防災
研究概要

昭和62年4月から始まった重点領域「自然災害」も6年間の研究期間を経てその間に年号も変わって平成4年3月に終了した。周知のように、この重点領域研究の前身は、昭和35年に始まった特別研究「自然災害科学の総合的研究」であった。これは色々な批判もあったかも知れないが、現在の日本の比較的自然災害に強い体質を作るのに、大いに役だったのではないだろうか。ただ、自然の力は侮れないもので我々がある対策を取るとその間〓を突いてくる。例えば日本では、最近は種々の対策により大雨による大河川の洪水はかなり少なくなった。ただそれに代わって、大雨によって山や崖が崩壊し、土石流災害が頻発するようになった。
このように新たな種類の災害が起こり、それに対応する研究が必要となる。この6年間はそのような新種の災害に的を絞って、重点的な研究を行い、成果を挙げてきた。本年度は、この6年間の研究成果と将来への展望をまとめ出版いたしました。このように一応、この重点領域研究は終わったのだが、災害の方は終わりを告げてはくれない。
先日は、ロスアンゼルスで直下地震が起きた。M=6.8の割には、大きな加速度が観測され、1gを超えた、水平、鉛直方向最大加速度も記録された。「このような強い地震が東京を襲った場合、大丈夫でしょうか?」という質問ほど私ども地震工学研究者を困らせる質問はない。と言うのは、構造物の耐震設計法は地震動のように振動する加速度を構造物に加えて、その安全性を検討するのではなくて、一定の静的水平加速度を構造物に加えて、内部に発生する応力がある安全な値を超えないようにするというもので実際の地震動(振動力)は全く関係の無い静的な加速度を加えるからなのである。私は今「研究がほしい」の心境である。

報告書

(2件)
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 藤井 健,光田 寧: "台風による強風の出現確率の予測について" 自然災害科学. 11. 125-144 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 上村 靖司,梅村 晃由: "豪雪都市の雪害度に関する研究" 自然災害科学. 11. 145-156 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 山口 正隆,畑田 佳男,旭置 武志: "日本海沿岸での波浪推定に対する長期浅海波浪推算システムの適用性の検討" 自然災害科学. 11. 157-175 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 伯野 元彦: "被害から学ぶ地震工学" 鹿島出版会, 155 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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