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地震時被害・推定・防災対策支援情報即時表示システケに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04201201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

後藤 典俊  室蘭工業大学, 工学部, 教授 (30027247)

研究分担者 河内 邦夫  室蘭工業大学, 工学部, 助手 (10195042)
坂尻 直巳  八戸工業大学, 工学部, 教授 (80048181)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード地震防災 / 室蘭市における震災 / 地震被害予測
研究概要

実際の地震観測に基づいて、地震時被害予測をオンライン的に実施するシステムを室蘭市を例として構築を試みた。システムは3成分サーボ型加速度計と強震動観測装置およびパーソナルコンピュータからなる。地震発生を検知すると同時に地震要素の算出および観測点震度の算出を行う。地域の自然環境データベースから地域内の平面的拡がりをもった震度分布の算出を行う。当研究では観測システムのハードウェア構成とともに、自然環境データの調査に重点を置いた。地盤調査や震度の地域差をアンケートによる詳細震度分布調査が実施された。また、急傾斜地の視察や住民の地震防災に対する意識・要望にかかわるインタビュー調査が実施された。震度分布にもとづき、地域の社会環境データベースから地域内の各種被害発生の予測が行われる。これらの被害に対して、地方行政を司る室蘭市がどう対応すべきかの対策指針を表示する支援情報を出力する。室蘭市の各部局に予測すべき被害、対応事項の表示に関してアンケート調査を行い要望事項をまとめた。アンケートの要望事項は本システムの守備範囲としている「地震発生直後の予測被害に基づく初動態勢の支援」の他に「応援復旧対策のための実際の被害状況の表示の要望が多く見られた。また、室蘭市におけるシステムの情報としては、津波発生危険度が必要不可欠である。さらに市内ダム決壊危険度・地すべり崖崩れ発生危険・液状化発生危険等に関する情報の提供が要望として求められている。これらの事項を今後ソフトウエアに加えて内容の強化をはかることが必要である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

研究成果

(3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 佐藤 真理,後藤 典俊,武藤 章,河内 邦夫: "室蘭市における地震発生時の即時対応支援システムの開発に関する研究" 物理探査学会講演論文集. 87. 70-75 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 村上 由紀,後藤 典俊,武藤 章,河内 邦夫: "高密度震度調査による室蘭市の詳細震度分布に関する研究" 物理探査学会講演論文集. 87. 65-69 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 服部 定育,後藤 典俊,郡山 秀樹,長太 正人: "室蘭・苫小牧地域の地震動特性" 物理探査学会講演論文集. 87. 60-64 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-03-31   更新日: 2016-04-21  

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