研究課題/領域番号 |
04201209
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
小川 正二 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (20018469)
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研究分担者 |
杉本 光隆 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (50196755)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1992年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 地すべり / 間隙水圧 / 積雪 / 融雪 / 残留強さ |
研究概要 |
新潟県内の地すべり発生件数を調査した結果、地すべりは3〜5月の融雪期、7月末の梅雨末期、11〜12月の降雨期に多く発生しており、特に融雪期の地すべり発生件数の多いことが改めて明白となった。また、多積年に多いことも判明した。そのために、本研究では地すべりの発生原因を土貭工学的立場から解明するために、現位置での地すベり面に作用する間隙水圧と地すべり地の水位測定と室内での土のせん断試験を行った。現位置での測定は新潟県能生のトチ山地すべり地、栃尾市入塩川地すべり地で行った。このような研究の結果は以下のとうりである。 1)地すべり面で直接測定して間陳水圧とオールストレーナー付のパイプで測定した換算間隙水圧は一致しない。 2)積雪量・融雪量から判断すると多積年には日雨量30〜60mmの雨が2〜3週間降ったのと同じ影響があると言える。地すべり土塊地表部の土の浸透能から判断すると、これらの融雪水が地すべり面の間陳水圧を上昇させるとは考えられないので、地すべり面の間隙水圧の増大は地すべりブロックの上部・周辺部からの浸透水の水圧によって生じると言える。 3)過去に発生した地すべりの再発生の防止対策を行うに必要となる土のせん断強さは間陳水圧の水昇を考慮した値でなければならない。そのために、一旦残留強さになった土を再圧密して、リングせん断試験によって過圧密土の最大せん断強さを求め、残留強さとの関係を求めた。この際、せん断による間隙水圧の発生もあるが、大変位を生じると過剰間隙水圧は零となるので、残留強さへの間隙水圧の影響は無視出来る。 4)繰返し一面せん断試験によっても、残留強さを求めることが可能である。
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