研究課題/領域番号 |
04201224
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
河野 允宏 京都大学, 工学部, 助教授 (20026090)
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研究分担者 |
篠崎 祐三 京都大学, 工学部, 講師 (80026236)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1992年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 都市震害予測 / 波動伝播理論 / 地震動予測モデル / 複合地下構造物 / 多重連成効果 |
研究概要 |
この研究は、都市における震害防止の有効な対策を講じるために、都市の耐震安全性に大きく関連する以下の3つのテーマを対象に研究を行った。 1,都市域への地震入力特性:都市という広域的な地域での地震人力機構の把握と、それを反映した地震動入力作成のため、波動伝播理論による地震動モデルを作成し、足柄平野で観測された多点同時地震動記録(KR1、KS1、KS2、KD2)を対象に、広域的地域の地震動の入力機構の定量的把握をブラインド・テストの形で試みた。ここで示された地震動モデルは、KR1観測点でのシュミレーションによって評価される1つの震源関数をもとに作成された。KS1、KS2の地震動モデルが観測地震動を良好に表現したことにより、設計用地震動予測モデル成作法確立へ大きな示唆が得られた。 2.都市の震害予測:構造物系の合理的な耐震安全性評価および耐震設計を行うには、震源性、伝播体地盤特性、不整形表層類特性、構造物系の動力学特性を含めた総合システムとして考えることがより合理的である。この研究では、表層不整形地盤として半球形と円盤の形赤をもつ2種類を想定し、震源から伝播して来る波動がこの表層地盤に入射する場合の地盤応答性を評価した。この結果、不整形表層地盤上の地震応答性状の差異を比較することによって、広域的地盤上にある都市での地震エネルギーの伝播機構について示唆的結果が得られた。 3.複合地下構造物の多重連成効果:埋立造成地を対象に、盛土地盤、切り土地盤上のいくつかの地点に、直径3.5m、高さ1mの円柱形の模型基礎を設置し、その上に起振機を取付け、鉛直あるいは水平方向に強制加振し、不整形地盤での異常増幅形状、減衰性状を調べ、複合地下構造物の連成効果に与える影響を各地盤間のコヒーレンスを評価することによって調べた。
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