研究課題/領域番号 |
04202105
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
黒川 洸 筑波大学, 社会工学系, 教授 (20114069)
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研究分担者 |
榊原 和彦 大阪産業大学, 工学部, 教授 (20026305)
西岡 秀三 環境庁, 国立環境研究所, 総括研究管理官 (20132855)
森杉 壽芳 岐阜大学, 工学部, 教授 (80026161)
金本 民嗣 東京大学, 経済学部, 教授 (00134198)
磯部 力 東京都立大学, 法学部, 教授 (90086968)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
16,000千円 (直接経費: 16,000千円)
1992年度: 16,000千円 (直接経費: 16,000千円)
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キーワード | 交通環境改善 / 社会基盤 / 都市開発 / 環境法 / 環境経済 |
研究概要 |
わが国の大都市圏では、広域化や多核分散型都市構造への誘導に伴い、幹線交通基盤整備を始めとする社会基盤システムの整備が急務とされている。これらの施策は交通環境の改善に資する可能性と悪化させる可能性を合わせ持っており、その計画・設計・事業化に関する問題を総合的に解決することが求められている。本研究はこのような認識のもとに、以下のような4つの分野において都市社会基盤システムのもたらす環境影響管理について研究を実施し、次のような成果を得た。 1)広域的評価という観点を踏まえ、環境評価支援システムを構築し、それによって各施策の環境改善効果を定量的に把握するとともに、各施策を実施する上での課題と問題点をまとめ、施策の総合評価と環境改善の提言を行った。 2)都市活動の広域化がもたらす環境影響の計測・評価及び施設計画等の指針の検討を行った。具体的には、リゾート・観光開発に関わる環境影響のモデル分析のためのシステムを完成し、交通整備・観光開発の影響計測を行った。さらに、商業立地の郊外化と環境影響の発生過程に関するモデルを構築し、対策の評価を行った。 3)環境対策費用負担及び開発利益還元制度の制度的枠組みについて多角的な視点から検討を実施した。さらにシミュレーションスタディを通じて制度改革のための提言をまとめた。 4)沿道部を含む広域交通幹線の環境整備計画・設計の指針を検討・提示するための景観シミュレーションシステムを構築した。さらに、広域交通幹線の局地環境影響改善策を提示し、そのデザインシステムを完成した。
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