研究課題/領域番号 |
04202115
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
二瓶 好正 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10011016)
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研究分担者 |
渡辺 正 東京大学, 生産技術研究所 (70092385)
飯田 芳男 成蹊大学, 工学部, 教授 (10054264)
原口 紘き 名古屋大学, 工学部, 教授 (70114618)
中馬 一郎 藍野学院短期大学, 学長 (10028269)
増子 昇 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30010747)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1992年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | ICP発光分析 / 重金属 / 分析電子顕微鏡 / 生物試料 / ガスクロマトグラフ質量分析法 / サブミクロン二次イオン質量分析法 / 環境化学計測 / プラズマイオン化質量分析法 |
研究概要 |
人間-環境系に関する研究は極めて広範異囲であり、学際性に富んだ研究組織においてはじめて可能になる総合的学術研究であるが、実験科学的手法を必要とする研究課題においては、あらゆる環境物質に関する詳細・緻密な情報の取得が必要不可欠である。 本研究班は、上記のような各種環境物質情報を計測評価するために、(1)ガスクロマトグラフ質量分析法(GC/MS)、(2)誘導結合プラズマイオン化質量分析法(ICP/MS)、(3)誘導結合プラズマ(ICP)発光分析法、(4)分析電子顕微鏡(AEM)、(6)サブミクロン二次イオン質量分析法(SIMS)など、5種類の新しい計測法を開発整備するとともに、これらの装置を十分な管理下に置いて広く環境科学研究者の利用に供し、それぞれの研究の発展に寄与することを目的としている。 (1)高分解能ガスクロマトグラフ質量分析を用いた環境汚染物質の分析法の開発と毒性評価 今年度は、PCDDおよびPCDFの人への摂取経路を調べる目的で飲料水中メダイオキシン類濃度を調べた。その結果試料によっては超微量(ppqオーダー)検出されたが、飲料水経由の一日摂取量は極めて少量であることがわかった。 (2)誘導結合プラズマ質量分析法/高速液体クロマトグラフィー連結による環境試料の高性能計測手法の開発 水圏で食物連鎖の原点に位置するラン藻を試料とし、培地への亜鉛などの重金属添加によるメタロチオネイン様物質の体内誘導量についてpH、光、温度などの影響を調べた。 (3)プラズマ発光法による環境中微量重金属の存在状態別濃度を種々の試料について測定した。 (4)分析電子顕微鏡による環境汚染生物試料の微量測定と測定技法の開発を継続した。 (5)化学イオン化を利用するガスクロマトグラフ質量分析法による環境計測評価法の開発 大気浮遊粉塵および生体呼吸器内の多環芳香族炭化水素の測定を行ない、CIスペクトル集(第3集)を作成した。 (6)サブミクロン二次イオン質量分析のによる大気中浮遊粒子状物質の粒別ならびに断面分析サブミクロンSIMSの走査型イオン顕微鏡ならびに高空間分解能元素分布観察装置としての性能の向上に加え、微粒子を対象とした定量分析法の確立ならびに断面の分析すなわち三次元局所分析の開発すると共に、環境計測法として適用するための性能向上に関する検討を行なった。
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