研究課題/領域番号 |
04202130
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
末石 冨太郎 大阪大学, 工学部, 名誉教授 (00025834)
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研究分担者 |
水野 稔 大阪大学, 工学部, 教授 (30029269)
田中 勝 国公公衆衛生院, 廃棄物工学部, 部長 (50106225)
藤田 賢二 東京大学, 工学部, 教授 (40107529)
松尾 友矩 東京大学, 工学部, 教授 (80010784)
丹保 憲仁 北海道大学, 工学部, 教授 (80001147)
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研究期間 (年度) |
1990 – 1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
1992年度: 14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
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キーワード | 物質代謝 / 排水再利用 / 環境影響評価 / 環境経済 / 熱環境 / 生態的都市 / 社会基盤システム / 資源リサイクル |
研究概要 |
1.物質代謝システムの統合モデル化として(1)国内、国外の多数の都市の資源/エネルギー/環境データの解析して、エネルギー消費を中心とした都市活動と地球環境の係わりを示した。(2)環境保全型都市形成のための計画論の類型化、評価指標の体系化をおこない、都市代謝基盤システムの計画論の枠組みを示した。 2.地下を含む都市立体空間の熱・水のフローの統合に関して(1)土地特性上の熱・水関連マトリクスにもとづき、下水処理水地下環元のアセスメントに関する自然・人工要素を類別した。(2)排水系の利用を含む都市廃熱賦存量データベースを試作するとともに、下水処理場のエネルギー回収モデルを試作した。(3)水再利用システムについて流量データーの収集・解析をもとに適性評価、バッファサイズの最適化について考察した。 3.水資源・廃棄物の海陸広域系構成として、(1)関東圏降水量データを用い、小流域ごとの水資源量とその使用計画について考察した。(2)廃棄物の洋上処理・処分について、ケーススタディを通じて陸・海上の輸送システムからアセスメントに至る概念設計を提示した。(3)一般廃棄物に関するデータベースの構築を行うとともに、製品のライフサイクル環境評価、自治体における廃棄物処理事業のライフサイクル分析による評価を実施した。 4.都市環境技術の会社的持続性に関して、(1)現在の完全焼却型廃棄物処理計画を脱焼却〜資源リサイクル型に転換する過渡型のプロセスを、焼却炉の残余寿命・廃棄物発生に関する地域特性に関連づけてマニュアル化するため、分別収集徹底型・デポジット型・工房型・高度技術型をそれぞれ仮説した計画転換フローを示した。(2)環境試資料の保存に関する研究を通じ、環境政策、科学技術の未来都市社会における役割を検討するとともに、超長期の技術持続性を考慮した社会基盤システムの評価をおこなった。
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