研究課題/領域番号 |
04202142
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
中森 義輝 甲南大学, 理学部, 教授 (30148598)
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研究分担者 |
内藤 正明 国立環境研究所, 地域環境部門, 統括研究官 (40101042)
甲斐沼 美紀子 国立環境研究所, 地球環境部門, 主任研究員 (80124337)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1992年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 環境計画 / 環境指標 / 知識ベース / モデルベース / 支援システム / 環境情報システム |
研究概要 |
本研究グループではこれまでに環境情報や知見を整理・統合するための知識ベースシステム、および構造同定や統計モデルを構築するためのモデリング支援システムを開発してきた。また、環境計画策定を支援するためのモデルベースシステムの設計を行い、そのプロトタイプシステムをワークステーション上で構築してきた。本研究では、モデルベースシステムの充実と合わせて、システム統合化による新たなシミュレーション技術を開発するとともに、環境予測・評価のための独自のモデリング方法論を展開してきた。 都市圏環境計画として相対的にみる切口は都市空間構成、大気環境システム、水環境システム、固形廃棄物処理システム、交通・物流システムなどがある。それらに対応して、構築している体系化支援システムはいくつかのサブシステム、関連する知識・情報システム、モデリングシステム、およびシステム協調者としてのプランナーなどから構成される。システムはSUN-4上に開発中であり、本年度は大気システムを完成し、水環境システムもほぼ完成した。また、環境評価システムについては、住民の環境主観評価モデルを非加法的測度を用いて構築した。 モデリング手法の研究においては、理論あるいは統計的手法のみでは構築困難な予測・評価モデルの対話的構築法を開発した。観測データからシステムの部分線形構造を発見するための超楕円体型クラスタリング法と、前件部および後件部同定法を開発し、地域環境予測サブモデルを構築した。新しい提案は、データのカバーリングの評価規範、それに基づくクラスタリング・アルゴリズム、およびデザイン・パラメータの設定に対する考え方である。実際例として、実データから首都圏の小流域水質予測モデルを構築した。
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